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山火事防止へ再生エネ基準の停止を/加州共和議員

Republicans target green-energy funding to prevent California wildfires, blackouts

 カリフォルニア州は気候変動問題に意欲的に取り組んでいるが、毎年発生する山火事で大量の温室効果ガスが排出され、州の気候変動対策の効果が失われている。ジェームズ・ギャラガー州議会議員はこの点を問題視している。  ギャラガー氏ら共和党の州議会議員らは、州の「再生可能エネルギー導入基準(RPS)」の停止を求めている。RPSは、2045年までに再生可能エネルギーの割合を100%にすることを求めている。RPSの停止によって、PG&Eなどの電力・ガス会社は、老朽化の進む電力線の地下化や、森林の間伐などによる火災防止に数十億ドルの資金を投入できるようになる可能性がある。ギャラガー氏は、「2017年だけで、PG&Eは、価格の高い再生エネルギー電力を買い入れるために、契約者から集めた資金から24憶ドルを費やした。設備の更新に使ったのは15憶ドルだけだ。これでは、全く前に進めない。変えるべきだ」と訴えた。

 このような提案が州議会に提出されると、通常は直ちに葬り去られる。しかし、今は非常事態だ。北カリフォルニアのPG&Eは、山火事を防止するため、ほぼ10年間にわたって定期的な計画停電を実施しており、顧客の不満はピークに達している。だが、これらの措置も効果を上げているとは言えない。シミバレーのレーガン大統領図書館近くの山では、30日午前に山火事「イージー・ファイア」が発生し、約1300エーカー(約5・3平方キロ)が焼失した。住民は避難を余儀なくされ、すでに別の6カ所の山火事の消火に追われている消防士らの負担になっている。ニューサム知事は、「何十年にもわたる管理不行き届き」「金もうけ主義」「気候変動に直面した資本主義の熾烈(しれつ)な競争」とPG&Eを非難、設備の更新を実施してこず、現在、経営破綻中の公益企業を擁護する声はない。


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