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ジャスティン・トルドー危機を脱する

Justin Trudeau sidesteps the pitfall

 カナダの有権者は、どうやら、時々黒人の仮装をする指導者に甘いようである。  それは、私たちが、ジャスティン・トルドーがカナダの2期目の首相として再選されたというニュースから引き出せるほんの一つの教訓にすぎない。トルドー氏は数々の政治的逆風に直面していて、彼の与党、自由党は議席を減らした。実際、首相は、今期、少数与党を、オタワの議会で、率いて行かなければならない。しかし、彼が直面した危機――多くは彼が自分で招いたものであるが――のことを考えると、トルドー氏の勝利は、快挙であった。

 仮装事件から始めよう。若く、テレビ映りが良く、リベラルで、幅広い特権を有する(彼の父親のピエールは、カナダの長期にわたった首相だったが)息子の方のトルドーは、その「道徳意識の高さの評価」を、芸術の域に達したものに――実際、政治思想に近似した領域に――変えた。彼が首相に就いた初めの頃、ドナルド・トランプ米大統領が、移民問題に対する取り締まりを開始したのであったが、このカナダの首相は、あえて、アンゲラ・メルケル独首相を越えてさえいると言わんばかりに、いかに余人とは違っているかを示して見せた。移民や、難民や、ほかの種々雑多な新来者のための、人目を引くサポートを提示しながら。


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