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何の発言力もないゴーストを引っ張り出す

 下院の民主党員は、ウォーターゲートの内部告発者であったジョン・ディーンという人物を久しぶりに、ほこりを払って引っ張り出してきて、彼を米国民に披露した。彼らは、ドナルド・トランプ氏とその大統領職を破壊しようとする飽くなき闘いの中で、ディーン氏だったら、トランプと、策略家ディック(訳注:ニクソン元大統領が共産主義に弱腰だったことから付いたニックネーム)との関係をデモンストレートして見せるだろうと思い付いたのだ。  米国の下院議員の民主党勢を牛耳っているナンシー・ペロシ氏の仲間の民主党員らは、大統領に対して、彼の職務中のすべての不正行為の責任を取るよう主張している。しかし、2016年大統領選挙が開始された途端、連中の抵抗、怒り、そして暴動の作戦が始まったのだった。そこで、下院司法委員会委員長のジェロルド・ナドラー氏の招請によって、リチャード・ニクソン氏の法律顧問だったディーン氏が月曜日、委員会に現れることになったというわけだ。ロバート・モラー特別検察官にできなかったことをするための闘いに一役買うために。

 ディーン氏が絶望的な患者の手当てをするためにすっ飛んで来る医療専門家みたいに招請されるに至った「歴史的コンテクスト」の意図は、モラー報告書問題のテーマを、ウォーターゲート事件の「繰り返し」であるとする方針を強化することであった。彼の証言によると、最も顕著なことは、ウォーターゲート・ビルにある民主党全国委員会本部への侵入事件の捜査を中止せよというFBI(連邦捜査局)に対するリチャード・ニクソン氏の命令は、国家安全保障担当補佐官の職を辞したばかりだったマイケル・フリン中将に対して、手加減せよという要望をトランプ氏がジェームズ・コミーFBI長官に行ったことと同じであるということだった。FBIは、フリン氏は、駐米ロシア大使との電話による会話について嘘(うそ)をついていたと言った。


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