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トランプ米大統領、アジア歴訪へ 北問題で圧力強化呼び掛け

 トランプ米大統領は5日、日中韓、ベトナム、フィリピン5カ国歴訪を開始する。昨年の大統領選でトランプ陣営の選対本部議長だったマナフォート氏が起訴されるなど国内で苦しい立場が続く中、初のアジア訪問で成果を挙げ、政権浮揚のきっかけにしたい考えだ。

トランプ氏

2日、ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領(AFP=時事)

 トランプ氏は3日にハワイを訪れ、真珠湾の追悼施設「アリゾナ記念館」などを視察した後、正式にアジア歴訪を開始する。

 マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)は2日の記者会見で①核・ミサイル開発を続ける北朝鮮問題への対応②自由で開かれたインド太平洋戦略③公正な貿易による米国の繁栄を促進すること―がアジア歴訪の主要テーマだと強調した。

 トランプ氏はまず5~7日に日本を訪問。安倍晋三首相との会談では日米同盟の重要性を確認し、アジアの安全保障などについて協議する。また日本滞在中には天皇、皇后両陛下と会見するほか、北朝鮮による拉致被害者の家族とも面会。安倍首相とのゴルフも予定している。

 7日からは国賓として韓国を訪れ、文在寅大統領と会談するほか、国会で演説を行う。米政府高官によると、演説は北朝鮮に最大限の圧力をかけるよう国際社会に呼び掛ける内容となる。

 中国には8~10日の日程で訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行う。米政府は中国に対して北朝鮮への圧力強化を求め続けており、会談でも韓半島の非核化に向けて行動を起こすよう訴える方針だ。また貿易不均衡是正についても協議する。

 10日から訪問するベトナムでは、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加し、インド太平洋地域における米国の戦略について演説を行う。その後トランプ氏はフィリピン入りし、米・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席するとともに、ドゥテルテ比大統領と会談。14日に帰国の途に就く。

(ワシントン岩城喜之)

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