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銃犯罪の防止へ行動を

ファリード・ザカリア

銃規制との間に相関関係 「頭がおかしい」は責任逃れ

米コラムニスト ファリード・ザカリア

 「病的で、頭のおかしい男だ」-トランプ大統領は、米国内で起きた銃撃事件の犯人についてこう語った。このような言葉は、事件が起きるたびに聞いてきた。だが、これは責任を回避するためのごまかしだ。事実の歪曲(わいきょく)であり、必要な対応を取らないための言い訳にすぎない。

 ラスベガス銃撃事件の容疑者が正気を失っていたことを示す証拠はない(死んだとはいえ、有名人にしたくないから、あえて容疑者の名前は出さない)。精神病の病歴は見つかっていない。そのような兆候を示す行動も伝えられていない。悪人であるか、少なくとも悪事を行ったことは確かだ。しかし、悪と狂気は違う。罪のない人の命を奪おうとすることを狂気と言うなら、殺人犯は全員が狂人だ。そうでないのなら、あの言葉は無意味で、問題の理解にはほとんど貢献しない。


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