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南米ベネズエラ、国内分裂・内乱の危機

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強権独裁進める大統領

 中南米の主要国の一つ、ベネズエラが国家崩壊の危機にある。経済破綻への道を進む中、政治面でも反米左派マドゥロ政権が強権独裁に舵(かじ)を切り、混乱は増すばかりだ。 (サンパウロ・綾村 悟)

 ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇る石油大国だ。1970年代の石油ショック時には、「南米のサウジアラビア」と呼ばれるほどの富を原油で稼ぎ出した石油輸出国機構(OPEC)の主要国でもある。

 しかし、当時の二大政党制による保守政治は政治腐敗にまみれて格差問題を解決することができず、貧困層の不満が高まっていた。そこに出てきたのが、腐敗撲滅と貧困層の救済を訴えた故ウゴ・チャベス前大統領だ。元陸軍士官のチャベス氏は、二大政党有利との下馬評を覆して98年に大統領に就任した。


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