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メッセンジャーを撃つ

 作られつつある歴史のリングサイドに席が取れたことは、それだけで感謝すべきことであるが、それには犠牲が伴う。ニュースが歓迎すべきものではない場合、そういうことはしばしばあるが、人はそれを伝える人間(メッセンジャー)を撃ち殺したい誘惑に駆られるものだ。メッセンジャーは、しばしば、新聞や、雑誌や、テレビのネットワークのリポーターだったり、また、時には、インターネットのニュース・サイトのブロガーだったりする。発砲から身をかわすことは、さらに難しい。そして、脅威は、報道機関にとってばかりでなく、政府が世界中で縦横に働くことができるようにするのに必要な情報の自由な流れにとっても、同じようにある。

 (国際的な人権団体)「フリーダムハウス」によれば、2015年に殺害された記者の数は110人に上ったという。「フリーダムハウス」は、今月初め「世界報道自由デー」に、「報道の自由度2016」をまとめた報告書を出した。それは、2014年の61人からの急激な増加を示しており、そして、統治している人々に対する政府の抑圧が、弱まっているどころか、急速に強まっている不吉なサインを示しているのである。今年は、今のところ16人の記者が殺害され、犠牲者のうちの10人は、職務中の事件であった。これは、職場内暴力であることは間違いない。


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