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犯罪急増の背景に「警察叩き」

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萎縮する警官、揺らぐ法秩序

 昨年8月に米ミズーリ州ファーガソンで黒人青年が白人警官に射殺されたことをきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)と呼ばれる警察に対する抗議運動が全米に拡大した。だが、反警察機運の高まりにより、警官の士気が低下し、各地で凶悪犯罪が急増している。皮肉にも、犯罪増加による最大の犠牲者は、治安の悪い地域に住む黒人貧困層だ。(ワシントン・早川俊行)

 米メディアによると、米国では1990年代以降、犯罪が劇的に減少していたが、首都ワシントン、ボルチモア、セントルイス、シカゴ、ミルウォーキーなど35以上の都市で、殺人などの凶悪犯罪が急激に増加している。

 その大きな要因として指摘されているのが、「ファーガソン効果」だ。ファーガソンでの事件を契機に広がった猛烈な警察バッシングにより、現場の警官が萎縮し、積極的な取り締まりをしなくなったことが犯罪を助長している、との見方である。


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