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「核なき世界」構想 逆に拡散のリスクを高める

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再考 オバマの世界観(25)

 オバマ米大統領はノーベル平和賞の受賞につながった「核なき世界」の理想に基づき、核兵器削減を最優先課題の一つに位置付けてきた。

 2010年にロシアと戦略核弾頭の配備上限を1550発に減らす核軍縮条約「新START」に調印。ロシアとの関係が悪化し、追加削減交渉は進展していないが、オバマ氏は新STARTの上限からさらに3分の1減らし、1000~1100発程度にすることに意欲を示していた。

 米国が自ら核兵器削減の模範を示せば、他国も追随する――。これがオバマ氏の核なき世界構想の背後にある前提だ。だが、現実はどうか。ロシア、中国、インド、パキスタン、北朝鮮は核戦力の増強を進めており、オバマ氏の構想に追随する気配は全くない。

 「外国の指導者たちは米国の核軍縮ではなく、自分たちの戦略ニーズに基づいて決定を下している」


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