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ヒスパニック系とサッカー

地球だより

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で、米国は圧倒的な強さを見せて優勝した。米FOXスポーツ(電子版)によると、日本との決勝戦は米サッカー中継史上、最高となる平均テレビ視聴者数約2670万人を記録し、ファンたちは大いに盛り上がった。バイデン副大統領にいたっては、現地で観戦するほどの熱の入れようだった。

 ただ、米国でサッカーは女子のスポーツとの見方がいまだにあり、今回は女子の大会だったから注目された面もある。かつては「男子サッカー不毛の地」と言われた米国だが、現在もアメリカン・フットボールやバスケットボールなどのメジャーなスポーツを好む男性が多い。

 筆者の住むアパートの屋外バスケットコートでも、バスケットボールを楽しむ子供たちが多くいる。だが、意外なのは同じコートでサッカーをする少年たちもよく見かけることだ。小学校のスクールバスを待っている時にも、芝生でボールを蹴(け)っている児童が多くいる。

 よく見ると、その多くはヒスパニック系住民たちだ。米国で育っているにもかかわらずサッカーで遊ぶことが多いのは、親の影響だろうか。あるいは中南米の「血」が騒ぐのかもしれない。

 ゴールキーパーのグローブまでしっかり準備してサッカーに興じるヒスパニック系の子供たち。彼らがサッカー文化を持ち込み、これまで他のスポーツに熱中していた身体能力の高い人たちが興味を持ってプレーするようになったら、米国男子のW杯制覇も夢ではない、と思えてくる。

(Y)

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