ワシントン・タイムズ・ジャパン

共和党要人の親トランプ度

一貫して支持示す
マッカーシー下院院内総務

マッカーシー下院院内総務(UPI)

マッカーシー下院院内総務(UPI)
カリフォルニア州立大学でマーケティングの学士やMBAを取得。2006年の連邦下院選に同州の選挙区から初当選し、現在8期目。2019年から、下院少数党院内総務を務める

 共和党下院トップのケビン・マッカーシー院内総務(56)は、2016年の共和党予備選以来、一貫してトランプ前大統領を支持する姿勢を示してきた。

 マッカーシー氏は、他の共和党関係者がトランプ氏と距離を置く中、同年2月に「私はドナルド・トランプと一緒に仕事ができる」と述べ、トランプ氏の指名獲得に前向きな立場を示した。こうした姿勢に、トランプ氏は大統領就任直前に、マッカーシー氏を「私のケビン」と呼ぶなど、強い信頼感を示した。

 その後も頻繁に連絡を取り合い、同氏の大統領就任後は、ホワイトハウスと下院共和党の橋渡し役を担い、大型減税法案などの成立に貢献した。

 マッカーシー氏は、今年1月の連邦議会占拠事件についてトランプ氏に責任があると一度は明言したものの、その後発言を軌道修正。フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マール・ア・ラーゴ」を訪れ、トランプ氏と面会し、新党構想もちらつかせていたトランプ氏から、2022年の中間選挙での共和党勝利に向けた協力を取り付けた。

 5月には、大統領選挙が不正に操作されたとのトランプ氏の主張を否定していたリズ・チェイニー下院議員の共和党下院ナンバー3からの解任を主導。後任にトランプ氏を支持するエリーゼ・ステファニク下院議員を起用した。

 マッカーシー氏は、カリフォルニア州立大学でマーケティングの学士やMBAを取得。2006年の連邦下院選に同州の選挙区から初当選し、現在8期目。2019年から、下院少数党院内総務を務める。
(ワシントン・山崎洋介)

議会襲撃事件を機に決別
マコネル上院院内総務

マコネル上院院内総務(UPI)

マコネル上院院内総務(UPI)
1985年からケンタッキー州選出の上院議員を務め、現在7期目。2007年1月から上院共和党トップの院内総務を務めている。

 共和党主流派を代表する存在のマコネル上院院内総務は、2016年の大統領選では、アウトサイダーのドナルド・トランプ氏の指名の阻止を試みていたとされるが、トランプ氏が党の指名獲得を確実にした後、同年5月に支持を表明した。

 トランプ氏の大統領就任後は、民主党やリベラル派からの反発もある中、トランプ氏が指名した3人の保守系の最高裁判所判事候補を承認するなど、同政権を支えてきた。

 しかし、連邦議会議事堂襲撃事件を受け、トランプ氏と決別する姿勢を明確にした。弾劾裁判ではすでに現職大統領ではないという理由から反対票を投じたものの、「暴動に先立つトランプ氏の行動は、恥ずべき職務放棄」などと厳しく批判した。これに強く反発したトランプ氏は声明で、マコネル氏について、「陰気で不機嫌で無愛想な政治屋であり、共和党上院議員が彼についていくなら、2度と勝つことはないだろう」と酷評。マコネル氏に代えて、新たな院内総務を選出するべきだと主張している。

 最近では、野党・共和党からも19人が賛成票を投じて上院で可決した約1兆㌦のインフラ法案にマコネル氏が賛成したことについてトランプ氏は、「これは民主党にとって大きな勝利」だとして厳しく非難。これに対しマコネル氏は、米メディアに対し、「私は過去ではなく未来のことに取り組んでいる」として、こうしたトランプ氏への言及を避けている。

 マコネル氏は、1985年からケンタッキー州選出の上院議員を務め、現在7期目。2007年1月から上院共和党トップの院内総務を務めている。
(ワシントン・山崎洋介)

2

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。