«
»

バイデン大統領が日本を苦しめる

■バイデン大統領になってから

 アメリカの大統領としてバイデン大統領になった。バイデン大統領は、建前は反中だが本音は親中。アメリカ経済を守るために中国共産党による不公平な経済を批判しながら、アメリカ国内のインフラに中国企業の参加を許可している。

 中国共産党による影響力を拒むとしながら、アメリカ国内の孔子学院排除を解除している。トランプ前大統領時代に、孔子学院はスパイ育成所と見なされ排除された。だがバイデン大統領は、トランプ前大統領の政策を否定して解除している。

 さらにバイデン大統領は、サウジアラビアへの支援を中止。これは中東におけるアメリカの覇権縮小になるが、中国共産党・ロシア・イランは、呼応するようにインド洋での合同軍事演習をすると発表。

■ロシア・イランの覇権拡大

 国際社会に力の空白地帯は存在しない。覇権が引けば、別の国の覇権が拡大する。実際にバイデン大統領が1月にサウジアラビアへの支援中止を公表すると、中国共産党・ロシア・イランは覇権拡大の好機と見なした。

中露イランがインド洋で合同演習を予定 日米豪共同訓練時期に重なるhttps://www.epochtimes.jp/p/2021/02/68473.html

 結論から言えば、中国共産党・ロシア・イランは、「イギリス・フランス・ドイツの太平洋への軍艦派遣を遮断できる」と言う宣伝。同時に、「海洋国家の海上交通路をいつでも遮断できる」宣伝。さらに言えば、「アメリカの覇権は中東から消えた」宣伝になる。

 バイデン大統領による中東政策の変更は、中東限定の問題ではなく、世界規模の覇権変更に繋がる。サウジアラビアへの支援中止発言だけで、中国共産党・ロシア・イランは素早く覇権拡大に動いた。それだけバイデン大統領の政策は、アメリカの国防を脅かしている。

 国際社会は既成事実の積み重ねを優先するから、中国共産党・ロシア・イランによる合同軍事演習がインド洋で連続すればどうか。行き着く先は“インド洋は中国共産党・ロシア・イランのもの”と言う認識になる。

 長期化が現実化すれば、海洋国家である日本の海上交通路は、いつでも遮断される可能性を持つ。貿易は安定してこそ意味を持つが、中国共産党・ロシア・イランに海上交通路を遮断されたら、日本の貿易は生命線を握られる。これでは日本の国防・政治の失敗。日本は、それだけ危険な未来を持ってしまった。これはバイデン大統領が生み出した最悪の未来であり、現実化している未来だ。
 
■マハンの戦略論に回帰せよ

 アルフレッド・セイヤー・マハン(1840~1914)の戦略論は、海軍戦略だけではなく海洋国家の国家戦略論でもある。マハンの戦略論を基準とすれば、バイデン大統領は国家戦略を捨てた大統領になる。

マハン海軍戦略概要
1:有事・平時両用において行使する戦略であり「国益と不可分」。(外交の延長)
2:海軍の目的は海洋支配。作戦原則は目標を一つに絞り、全戦力を集中する。
3:海洋戦略の要素は、基地網+海洋戦力+海洋輸送力。(基地ネットワーク)

海洋国家=海洋支配力+輸出産業力+海運力

 海洋国家にとって、海上交通路は生命線。海上交通路を安定して使えることが前提であり、安定すれば貿易と市場は安定する。だが大陸国家が海に進出すれば、海上交通路を遮断されたら貿易が困難になる。

 バイデン大統領が中東・インド洋の覇権を捨てたのであれば、日本は独自に海上交通路の安全確保を行う必要がある。そうでなければ日本の外交・政治・貿易は行えない。これは日本単独では実現不可能だが、イギリスと同盟すれば実現する。過去の日英同盟を現代で復活すれば、アメリカの代わりに日英同盟でインド洋の覇権を維持できる。

 戦後、日本はアメリカ頼み。本来は日本単独で外交・国防を行うはずだが、戦後の政治家はアメリカに丸投げ。これで日本の生命線はアメリカが持つことになった。アメリカと日本は同じ海洋国家。だから、これまでは上手く行っていた。だがバイデン大統領が国家戦略を捨てたことにより、日本の国家戦略まで消えた。

 ならば日本は、日英同盟を復活すべき。日英同盟でヨーロッパと日本までの海上交通路を防衛しなければならない。同時にインド洋・南シナ海の防衛を行うことで、ヨーロッパとアジアの貿易を安定化させる。これは世界への貢献であり、世界の安定に貢献する。利益を得るのは日本とイギリスだけではなく、世界に利益を還元する行為。だから良いことなのだ。

■日英同盟で対抗

 バイデン大統領が行っている政策は、建前は反中で本音は親中。実際に、アメリカ国内の孔子学院を再開。国外では、サウジアラビアへの軍事支援を停止し、中国共産党・ロシア・イランの覇権拡大を呼び込んだ。この段階でも日本の政治・国防は影響を受け、インド洋・南シナ海の安全が脅かされている。

 日英同盟でインド洋・南シナ海付近に合同運用の基地を建設し、継続して海を守る必要に迫られている。これには、フィリピン・ベトナム・ブルネイ・シンガポール・インドネシアなどが基地を置く候補になる。

 インドには必ず基地を置く必要があり、インドに置けなければインド洋での継続的な防衛は不可能。さらにフランス・ドイツが参加するなら、アメリカ抜きの軍事同盟で中国共産党・ロシア・イランに対抗しなければならない。最早、今の日本はバイデン大統領のアメリカは信用できない。日本独自に生きる未来が必要だ。

17

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。