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バイデン大統領就任、米国と世界の命運を左右

 新型コロナウイルス禍、極度の政治的分断、中国の覇権の野望…。米国の大統領は、誰もが大きな重責を背負ってその座に就く。だが、近代の米政治史の中で、ジョー・バイデン氏以上に深刻かつ重大な課題に直面する中で就任した大統領はいないだろう。

 バイデン氏は就任演説で「結束」という言葉を11回も使った。イデオロギー色を極力排し、格調高い表現で国民融和を訴えたことは評価できる。ただ、「言葉より多くのものが必要」と述べた通り、自ら超党派政治の範を示さなければ、空虚なレトリックと受け止められてしまうだろう。

 バイデン氏は、分断克服には「わずかな寛容さと謙虚さを示す」ことが必要だと主張した。だが、民主党がトランプ前大統領に対し、わずかでも寛容な姿勢を示したことがあっただろうか。


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