«
»

トランプ大統領後の世界

■主役が舞台から降りる

 トランプ米大統領はアメリカ第一主義を掲げ、中国共産党と正面から戦った。チベット人・ウイグル人・香港人の人権を守ろうとしたのはトランプ大統領だった。だが“死者が投票する”怪奇現象すら無視され、アメリカ大統領選挙は敗北。世界の主要メディアは反トランプ派となり、中国共産党に挑むトランプ大統領を悪に変えた。

 北朝鮮は核戦力でアメリカを脅し、イランはウラン濃縮でヨーロッパと交渉する動きを見せる。そして中国共産党は、アメリカの対中制裁に参加した企業に報復する動きを見せている。主役が舞台から降りたことで、世界のパワーバランスが崩れ始めた。

■北朝鮮の再起動

 トランプ大統領が北朝鮮を抑え込んだが、トランプ大統領の敗北を知ると本性を明らかにした。トランプ大統領は北朝鮮の瀬戸際外交を破綻させ追い詰めた。北朝鮮は辛うじて逃げ切ったが、最後に醜い本性を世界に晒す。だが、世界の主要メディアは、北朝鮮の醜さを批判しない。

金委員長「米国は最大の敵」、核兵器増強も 党大会で表明
https://jp.reuters.com/article/northkorea-politics-idJPKBN29D32V?feedType=RSS&feedName=special20

 瀬戸際外交は相手国に戦争を売付け、戦争回避目的で譲歩させる。トランプ大統領には通用しなかったが、バイデン氏には効果があると判断したようだ。早速バイデン氏に戦争を売付け、アメリカから食料を得ようとしている。

 ならば北朝鮮は、核兵器開発を堂々と宣伝できる。さらにアメリカ本土への核攻撃を宣伝し、バイデン氏から大量の食料を得ようとしている。北朝鮮の瀬戸際外交と同時に、乞食外交なのだ。

■耐え抜いたイラン

 イランもトランプ大統領と対立していたが、イランも耐え抜いた。経済制裁でイラン経済は苦しんだが、バイデン氏を脅威と見ていない。その答として、イランは1月4日にウラン濃縮度を20%まで高める作業を始めたと公表。イランは2015年の状態まで戻したから、核開発を再起動するには十分な土台を獲得する。

 イランは交渉相手をヨーロッパに限定しており、現段階ではアメリカ外し。今からヨーロッパと交渉を進め、遅れたバイデン氏に譲歩を迫る目論見と思われる。トランプ大統領で受けた屈辱を、今度はバイデン氏で晴らすためだ。そうなれば、復讐心で過激な条件を出して譲歩を迫るはずだ。

 だがイランには選択肢が増えており、中東に展開するアメリカ軍を、革命防衛隊を用いて攻撃することも可能。この場合だと、サウジアラビア・イスラエルなどは、対イラン戦に参加することは難しい。イランの悪手は、単独でサウジアラビア・イスラエルを攻撃すること。この場合は、サウジアラビアを中心とした連合軍がイランを攻撃する。これではイランに旨味はない。

 だからこそ、イランは革命防衛隊を用いてアメリカ軍を攻撃する。革命防衛隊は宗教組織の私兵だから、国際社会では義勇兵扱い。だから国境の外で戦闘しても、国際社会では間接的な戦争に該当する。

 イラン軍がアメリカ軍を攻撃すれば、国際社会では直接的な戦争になる。これは国家間の戦争だから、イランは正面からアメリカと戦争になる。ところが革命防衛隊を使えば、義勇兵がアメリカ軍を攻撃するだけのこと。そうなればバイデン氏は、戦争回避目的で中東からアメリカ軍を撤退させる可能性が高い。

■中国共産党の攻勢

 中国共産党はトランプ大統領に妨害された。人権問題でチベット人・ウイグル人・香港人への人権弾圧を叩かれた。しかも対中制裁で中国経済は打撃を受けた。香港では軍事的・政治的にも対立。

 だが中国共産党は耐えた。これで中国共産党は戦略の選択肢が増え、香港と台湾を軍事占領してから、米中戦争に挑むことが可能。つまりバイデン政権の期間に、米中戦争の準備を安全にできる。

 香港は南シナ海を管制できる軍事基地となり、台湾を占領すれば、南シナ海進出が安全になる。中国共産党が香港と台湾を獲得すれば、南シナ海は中国の内海になる。これは海上交通路を握ることになる、日米の生命線は容易に中国共産党が遮断できる。これは中国共産党が、日米の生殺与奪権を握ることと同じ。

 台湾を占領できれば、人民解放軍は南シナ海だけではなく太平洋進出が容易になる。さらに、次の目標である沖縄占領のジャンプ台になる。これは容易ではないが、バイデン氏が香港・台湾侵攻を黙認するなら成功の可能性が高い。唯一の問題は台湾軍。今の人民解放軍では台湾軍に勝つことは難しいが、日米が台湾を支援しないならば勝機はある。

■バイデン氏の選択

 何故なら武漢ウイルス(COVID-19)パンデミックで金が消えた。そうなれば、世界に展開させたアメリカ軍は金食い虫。手っ取り早い金を得るには、中東から撤退させることだ。さらに軍縮で軍人を大幅リストラ。これで人件費を浮かして国民に金をバラ撒くだろう。

 さらに中国共産党との友好関係を優先するなら、バイデン氏は香港と台湾を中国共産党に売り渡すだろう。この金でアメリカ経済を動かし、経済界からも歓迎されるだろう。だがそれは、アメリカ省中国共産党支部に成り下がった結果だ。

12

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。