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トランプ氏バイデン氏候補、初の直接対決へ

あす第1回テレビ討論会

 11月の米大統領選に向けた第1回テレビ討論会が29日、中西部オハイオ州クリーブランドのケース・ウェスタン・リザーブ大学で開かれる。世論調査によると、民主党の大統領候補であるバイデン前副大統領(77)が再選を目指すトランプ大統領(74)をリード。しかし7月後半からトランプ氏が追い上げを見せており、討論会が今後の選挙戦の流れにどう影響を与えるか注目される。

米共和党のトランプ大統領(右)と民主党のバイデン前副大統領(AFP時事)

米共和党のトランプ大統領(右)と民主党のバイデン前副大統領(AFP時事)

 1回目の討論会は、「トランプ氏とバイデン氏の記録」「最高裁判事」「新型コロナウイルス」「経済」「米都市における人種問題と暴力」「選挙の健全性」の六つをテーマを取り上げる。討論時間は計90分で、各テーマに約15分ずつ割り当てられる。

 ワシントン・ポスト紙によると、逆転に向け勢いをつけたいトランプ氏は、バイデン氏と不正疑惑がある息子のハンター氏らへの「猛烈な個人攻撃を放つ」準備をしている。また、バイデン氏の40年以上にわたる政治経験に焦点を当て、「実績に乏しい長年のワシントンのインサイダー」として印象付けることを狙っているという。

 これに対しバイデン氏は、米国での死者が2万人を超えた新型コロナへのトランプ氏の対応などを厳しく追及するとみられる。一方で、バイデン氏は厳しい批判を受けると平静さを失う傾向もみられるため、トランプ氏から挑発的な発言をされた場合にどう対応するかも注目される。

 また、バイデン氏に失言や物忘れ、言い間違いが多いことから有権者の4割近くが認知症を患っていると考えているとの世論調査結果も出ている。自宅の地下室でのインターネットやテレビ出演を通した選挙活動が多かったバイデン氏が、台本なしの議論の場で、トランプ氏とどの程度渡り合えるかも焦点となる。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、26日夜時点の平均支持率はバイデン氏の49・9%に対し、トランプ氏は43・0%。7月後半にバイデン氏が8ポイント程度リードしてきた大票田の南部フロリダ州で、両候補の支持率が拮抗(きっこう)するなど、接戦州でトランプ氏が追い上げも見せている。

 大統領候補による討論会は計3回開かれ、今後は10月15日、22日に実施される。副大統領候補による討論会は、10月7日に行われる。

(ワシントン 山崎洋介)

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