■連載一覧
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  • 何処へゆく韓国 「親北反日」の迷路
  • 令和参院選 注目区を行く
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  • 2019/7/18
  • 2019/7/11
  • 2016 世界はどう動く-識者に聞く
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  • 2015/1/07
  • 2014/1/06
  • 香港憤激 一国二制度の危機
  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
  • 2019/7/04
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  • 中国「一帯一路」最前線 バルカンに吹く風
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 大阪G20サミット焦点
  • 地方創生・少子化対策 首長は挑む
  • 新閣僚に聞く
  • 懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣
  • 「赤旗」役所内勧誘の実態
  • 憲法改正 私はこう考える
  • 衆院選大勝 安倍政権への提言
  • 2017衆院選 国難と選択
  • 新閣僚に聞く
  • 第3次改造内閣 信頼回復へ始動
  • ’17首都決戦
  • 施行から70年 憲法改正を問う
  • どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点
  • 蓮舫民進 疑問の船出
  • 新閣僚に聞く
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  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
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  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
  • 日米首脳会談 成果と課題
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  • '18沖縄県知事選ルポ
  • 歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 2018/4/07
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  • 2015/10/01
  • 2013/7/08
  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
  • 迷走する北非核化
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  • どう見る北の脅威
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
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  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
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  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
  • 韓国総選挙ショック
  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
  • 張成沢氏失脚 北で何が起きたか
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  • 待ったなし地球温暖化対策
  • 環境先進国フランスの挑戦
  • 迫る気候変動の脅威 どうする大災害への備え
  • 2016/1/02
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  • 2015/9/21
  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
  • トランプのアメリカ 就任から1年
  • トランプVSリベラル・メディア
  • 「情報戦争」時代と米国
  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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    渥美 堅持
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    坂東 忠信
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    遠藤 哲也
    元日朝国交正常化交渉日本政府代表
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    蒲生健二
    アジア情報ブロガー
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    服部 則夫
    元ベトナム大使
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    石井 貫太郎
    国際政治
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    河添 恵子
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    宮塚 利雄
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    中澤 孝之
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    丹羽 文生
    丹羽 文生
    拓殖大学海外事情研究所准教授
    太田 正利
    太田 正利
    外交評論家
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    ペマ・ギャル...
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    佐藤 唯行
    佐藤 唯行
    ユダヤ人問題
    新宿会計士
    新宿会計士
    政治経済評論家
    山田 寛
    山田 寛
    元読売新聞アメリカ総局長

    アイデンティティー政治色を強める2020年米民主党大統領予備選挙

     6月26、27日、米民主党の2020年大統領予備選挙最初のテレビ討論会が開催された。一定以上の小口献金を獲得する登壇条件を満たした20人の候補者が前半・後半10人に分かれる形でディベートを行った。

     テレビ討論会は知名度・人気が足りない候補者に、トップランナーに対する“ジャイアントキリング”(番狂わせ)の機会が与えられるため、民主党側の大統領予備選挙の行方を占う上で非常に重要なイベントである。

     今回のTV討論会の最大の勝者はカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア選出)と言っていいだろう。この討論会に向けたハリスの下準備は極めて用意周到なものであり、それが先頭を走るジョー・バイデン元副大統領に対してクリティカルヒットを与えたからである。

     インド系・アフリカ系のハーフであるハリスは、バイデンが過去に人種差別主義者と批判される上院議員らと協力した履歴、そして彼が1970年代に人種差別撤廃のためのスクールバス通学に反対していたことをやり玉に挙げて徹底的に攻撃、ディベート後には差別をされた小さな女の子をシンボライズする自らの幼少期の写真をTwitter上に公開して大拡散させる周到な戦術を見せた。この作戦が功を奏した結果、ハリスはTV討論会後に巨額の小口献金を集めることに成功したとされている。

     オバマ大統領引退後、民主党側の最大の課題の1つは同党を支持する有色人種票の活性化である。ヒラリー・クリントンの敗北原因には有色人種票の大量棄権があり、それらの支持者の関心を引くことは大統領選挙本選の勝敗にも直結する。現在までの有力候補者は、バイデン、サンダース、オルーク、ブティジェッジ、ウォーレンなど、いずれも白人候補者で訴求力不足は否めなかった。その中でも黒人議員連盟から相対的に好評価を得ているバイデンに一定のダメージが与えられたことは、今後の展開を考えると非常に意味があるように思える。(もちろん、バイデンはTV討論会後に失点をケアするメッセージを出してダメージの最小化を図っており、これで彼が躓いたとすることは早計だろう)。

     有力候補者以外でもう1人目立った存在は、フリアン・カストロ元住宅都市開発長官だろう。同氏はヒスパニック移民の家系で、サンアントニオ市長、連邦下院議員、そしてオバマ政権時代に同長官を務めた若手のホープである。ヒスパニック系という自身の特長を背景とし、移民問題をめぐる議論でオルークら他候補者を圧倒したことで、泡沫候補者から有力候補者の1人に台頭したことは間違いない。予備選挙を勝ち抜いて大統領候補者になれる可能性は高くはないだろうが、副大統領になり得る候補者として、ヒスパニック支持者向けの顔となる資質を感じさせる内容だった。

     今回苦戦した候補者はブティジェツジ・サウスベント市長だろう。同氏は今回の民主党予備選挙の中で超新星のごとく登場した人物であり、メディアの注目が集まる中で支持率を伸ばしてきた人物である。ブティジェッジはマッキンゼー出身、37歳の若さ、従軍経験、市長経験、LGBT、といった特長を兼ね備えており、トランプの向こうを張る候補者として期待されてきた。しかし、今回の討論会では地元で起きた白人警官によるアフリカ系殺害事件への対応を問われて、自らの能力不足を認める形で火消しを図ることで精一杯であった。問題のさらなる延焼を防ぐ意味では効果があったが、初回討論会でのスターへの飛躍には失敗したと言える。

     そのほか女性の有力候補者としてのウォーレン(本人は先住民族にもアイデンティティーがあると主張)が目立った以外は、総じて白人候補者がパッとしない討論会の様子であったように思う。民主党という政党が極めて左派寄りになる中、今後も討論会において人種アイデンティティーの問題が噴き出す場合、現在のトップランナーとなっている白人候補者らにとって予備選挙は厳しい展開となるものと予測される。

     一方、トランプ大統領にとってはこの状況は痛し痒しといったところだろう。仮にバイデンやサンダースなどの白人候補者が予備選挙を勝ち抜いたとしても、彼らは民主党内部で人種アイデンティティーの側面から叩かれ続けた末での勝利ということになる。その結果として、彼らは必ずしも大統領選挙本選時に有色人種票を活性化できるとは限らない。また、ハリスなどの人種アイデンティティーを前面に打ち出した候補者が本選に駒を進めた場合、有色人種票は掘り起こされるものの、逆に民主党陣営から共和党への白人票の逃避が起きる可能性もある。

     アイデンティティー政治の過剰な盛り上がりは、実はトランプを利する結果につながることになるかもしれない。民主党は予備選挙の激烈さが増していく中で、自らの党内に決定的な分断を創り出してしまうのか、その同問題をめぐる行方は大統領選挙の本選結果を左右することになるだろう。

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