ワシントン・タイムズ・ジャパン

コパ・アメリカ初戦 日本はチリに大敗

 南米ブラジルで開催されているコパ・アメリカ(南米選手権)で18日、日本代表が大会2連覇中のチリとグループリーグの初戦を戦い、0対4と大敗を喫した。試合はサンパウロのモルンビー競技場で行われた。

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会場の入り口でポーズを取る日本とチリのサッカーファン達=綾村悟撮影

 強豪ぞろいの南米勢が総力を上げて挑むコパ・アメリカに、日本代表は東京五輪世代の若手を中心に選抜、チリ戦でも6人がA代表として初デビューを果たすほど。現地メディアでも「レアル・マドリード入団」が話題になった久保建英選手がスタメンとして出場した。

 対するチリ代表は、MFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)やFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター)ら世界的なスター選手が先発、経験値の差は明らかだった。

 試合は、序盤こそ日本が攻め込む時間帯もあったが、次第にペースをチリに握られた。チリ代表の試合運びの巧みさは、試合が進むにつれて歴然な差として現れた。

 攻撃面で日本代表は、0対2と劣勢になった後に決定的な場面を幾度も演出したものの、ゴールを決めきることができない中で、逆に追加点を取られて差を付けられた。ここぞという時の集中力はチリ代表が一枚も二枚も上だった。

 半面、チリの攻撃陣に完全に裏を取られたり、攻撃時の連携プレーの巧みさに日本の守備陣が翻弄されることもあり、東京五輪に向けての課題がはっきりしたことは収穫だろう。

 会場には、約2万3000人(主催者発表)の観客が集まったが、そのほとんどはチリの応援団で埋められ、観客席はチリカラーの赤で染まった。会場内では、日本を応援する人たちもそれなりに見かけたが、多くは現地在住の日本人や日系人、日本代表を応援するブラジルのサッカーファンで、完全なアウェイの中での試合だったことも確かだ。

 こうした中、会場で注目を集めていた日本の選手が、10番の中島選手と21番の久保選手だった。中島選手がデュエルでチリの選手を華麗に抜き去る様子には、会場からどよめきも起こっていたほど。試合を観戦していたブラジルの観客が「あの10番はいいね、プレーに華がある」(グスタボさん・32歳)と言っていたのが印象的だった。

 また、久保選手が65分に見事な2人抜きを見せた後にシュートに持ち込んだ様子にも、感嘆の声が上がっていた。大阪大学からブラジルに交換留学中だという4人組の男性たちは、「久保選手をブラジルで見られてよかった」「将来が楽しみです」と試合観戦を楽しんでいた

(サンパウロ 綾村悟)

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