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勝負決めるのは「思想戦」

ジョン・レンチャウスキー氏

米世界政治研究所所長 ジョン・レンチャウスキー氏

これまでの米国の対中政策をどう見る。

 1970年代初めにニクソン大統領とキッシンジャー大統領補佐官が中国に扉を開いたのは、冷戦で中国を米国側につけてソ連とさらに敵対させる戦略的画策だった。これはもっともな政策に見えるが、米国と西側諸国にモラルの混乱を引き起こしてしまった。ソ連を悪い共産主義、中国を良い共産主義に区別したからだ。共産主義はすべてが悪であり、これは戦略的大失敗だった。

 米国は中国を教育して国際社会の善良な市民に変えようと、関与政策を続けてきた。だが、共産主義体制は異なるDNAを持つ。教育してもその本質を変えることはできない。数十年に及ぶ関与政策は結局、中国を大国にしてしまった。

 中国は今、米国や自由世界に対し冷戦をしている。中国を支援し続けてきた米国がなぜ、中国から主要な敵と見なされるのか。中国の本質がそうだからだ。


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