ベネズエラ暫定大統領、マドゥロ氏に恩赦の用意
割れる国際社会の対応
南米ベネズエラのフアン・グアイド暫定大統領(35)は24日、反米左派マドゥロ大統領(56)が自主的に権力を移譲するのであれば、同氏に対する恩赦を考慮していると言明した。
ベネズエラでは、今月10日に2期目就任を強行したマドゥロ大統領と、23日に暫定大統領への就任を発表したグアイド国会議長がそれぞれ正統性を主張し合う状態となっている。マドゥロ氏については、昨年5月の大統領選挙で野党指導者の立候補を妨害したことなどから、米州14カ国など多くの国がその正統性を認めていない。
米国やブラジル、アルゼンチンなど十数カ国と米州機構(OSA)の事務総長がグアイド氏の暫定大統領就任を承認している。米国とブラジルは、財政援助を含めたあらゆる支援を惜しまないと表明。ポンペオ米国務長官は、ベネズエラ問題で国連安全保障理事会の公開会合開催を要請するなど、外交的な攻勢を強めている。
一方、マドゥロ氏は、大規模な反政府デモにもかかわらず、権力基盤として欠かせない国軍の支持を取り付けているほか、ロシアや中国、トルコなども同氏の支持を表明している。国際社会もベネズエラの権力構造をめぐって二分している状況だ。ベネズエラは食料品や医薬品が欠乏し、数百万人もの経済難民が隣国コロンビアなどに流れ込んでいる。切迫した国内状況の中、国民の不満も頂点に達しようとしている。
(サンパウロ綾村悟)
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