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信仰理由に同性婚ケーキ拒否 カップルに職人勝訴ー米最高裁

 米コロラド州のケーキ職人が信仰上の理由から同性カップルへのウエディングケーキ作りを拒否する是非が争われた裁判で、連邦最高裁判所は4日、ケーキ職人側の主張を支持する判決を下した。性的指向による差別を禁じた州法に違反するとして是正を命じた州公民権委員会の判断を不当とした。

ジャック・フィリップスさん

昨年12月5日、連邦最高裁で開かれた口頭弁論の後、支持者の前で声明を読み上げるジャック・フィリップスさん(山崎洋介撮影)

 この問題をめぐっては、2012年、ケーキ職人のジャック・フィリップスさんが、キリスト教の信仰に基づき同性カップルに対するケーキ作りを拒否。カップルの申し立てを受けた公民権委は、性的指向を理由とする差別を禁じた州法に違反するとして是正命令を出したが、フィリップスさんは、「信仰に反してケーキ作りを強いられるのは表現・信教の自由の侵害だ」として、提訴していた。

 最高裁の判決では、判事9人のうちリベラル派とされる2人を含む7人がフィリップスさんの主張を支持。公民権委の一人がフィリップスさんに宗教的信念について「信教の自由や宗教はあらゆる差別を正当化するために利用されてきた」などと発言したことを問題視。「宗教に対して明白で容認しがたい敵意を示した」として、憲法修正第1条で保障されている信教の自由を侵害したと判断し、公民権委を支持した州裁判所の判決を破棄した。

 ただ、判決では、同性カップルへのサービス提供をめぐる他の訴訟でも信教の自由を理由に拒否できるかどうかについては判断を下さなかった。

(ワシントン山崎洋介)

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