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奴隷所有と独立宣言、ジェファソンは偽善者か

ロタンダ

 昨年8月に白人至上主義団体と反人種差別団体が衝突した米バージニア州シャーロッツビルの現場から車で10分ほど離れたところに、第3代大統領トーマス・ジェファソンが過ごした邸宅「モンティチェロ」がある。モンティチェロはイタリア語で「小さな山」を意味し、その名の通り、豊かな自然に囲まれた小高い丘の上に建つ。

 美しい庭園が広がる敷地内の一角に、ジェファソンが眠る墓がある。墓石には本人が誇りにする業績が三つだけ刻まれている。一つ目は独立宣言の起草、二つ目はバージニア信教自由法の起草、三つ目はバージニア大学の設立だ。興味深いことに、大統領を務めたことは記されていない。

 ジェファソンは晩年、バージニア大学で学ぶ若者たちがいずれ国家を率いていくという期待感が「私の喜び」と記しており、自らが創設した大学に強い思い入れを持っていたことが分かる。


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