«
»

ウィルソンの理想主義と決別 アーサー・ハーマン氏

アーサー・ハーマン氏

米ハドソン研究所 上級研究員 アーサー・ハーマン氏(上)

トランプ米大統領は世界をどう見ているのか。

 我々(われわれ)はこれまでとは全く異なる世界に向かっているというのが、トランプ氏の世界観だ。ファシズム対民主主義、共産主義対民主主義といった大規模なイデオロギー対立から、大国同士、特に米国、中国、ロシアのライバル関係によって形作られる世界へと変わりつつある。このライバル関係の力学には、二つの特徴がある。

 一つは、大国間では競争が当たり前ということだ。中国は極めて大きな野心を持ち、ロシアも大国の群れの中で正当な地位を取り戻そうとしている。

 我々は1945年以降、争いは不自然で好ましくないと見なされる世界で生きてきた。すべての争いは解決され、皆、仲良く暮らさなければならない。そんな世界観は、競争が当たり前のビジネス界で生きてきたトランプ氏には、非現実的、非実用的と映るわけだ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。