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「米国第一」の背景、「地政学」の復活を直視

 トランプ米大統領が昨年12月に発表した国家安全保障戦略(NSS)には次のような一節がある。

 「ライバル国に関与し、国際機関や世界貿易に組み入れることで、これら国々を良性のアクター、信頼できるパートナーに変えられるという仮定に基づいた過去20年間の政策は再考が求められている。ほとんどの場合、この仮定は誤りだったことが判明した」

 これは主に中国を念頭に置いたものだ。米国の歴代政権は、中国の発展を積極的に支援すれば、中国は平和的な民主国家に変わると信じてきた。だが、実際は米国中心の国際秩序を脅かす強大なライバルを生み出してしまった。

 トランプ政権はこの現実を直視し、冷戦後の関与と協調を中心とした対外政策は失敗だったとはっきり認めたのだ。米外交政策の大きな転換である。

 ライバル国との協調が機能しない世界に残るのは何か。「競争」に他ならない。


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