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中露の台頭前に後退する米国

デービッド・イグナチウス

トランプ氏がアジア歴訪 いまだ定まらない戦略

米コラムニスト デービッド・イグナチウス

 トランプ大統領は12日間のアジア歴訪を終えた。歴訪をまとめるとすれば、ユリウス・カエサルの言葉をもじって「来た、見た、媚びた」となるだろうか。

 歴訪は、力の誇示というよりも巡礼に近いものだった。米国の政策についてはほとんど説明せず、他国の指導者らに助けを求め、褒めそやし、その世界観を受け入れた。

 このお世辞ツアーでトランプ氏は、安倍晋三首相との関係を「類いまれな」と言い、中国の習近平国家主席に対して「信じられないほど温かい」感情を持ち、習氏を「非常に特別な人」と呼んだ。フィリピンのドゥテルテ大統領は「大変な成功者」で、「非常にいい関係」を築いたと語り、ロシアのプーチン大統領に共感を持ち、ロシアは「わが国にとって財産であり、債務ではない」と持ち上げた。


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