ワシントン・タイムズ・ジャパン

露の攻勢になす術ない米

チャールズ・クラウトハマー

ソ連復活望むプーチン氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】ヘンリー・キッシンジャー元国務長官はかつて、ピョートル大帝以来、ロシアは1年にベルギー一つ分の割合で拡大したと指摘した。だがそれも、振り出しに戻った。ソ連が崩壊したからだ。ロシアのプーチン大統領はソ連崩壊を、「20世紀最大の地政学的悲劇」と呼んだ。

 プーチン氏の使命はそれを復活させることだ。まず、近隣の民主体制を破壊することで伝統的なロシアの独裁体制を復活させる。その後、鉄壁の「安定」を築く。

 2008年にグルジアとの戦争で二つの地域を分離させ、母なるロシアの懐に戻した。2地域の独立は政治的な見せ掛けだ。そして昨年、ウクライナに圧力をかけ、時間をかけて進められてきた欧州連合(EU) との同盟のための交渉を拒否させ、新しいミニ・ロシア帝国の核となるプーチン氏立案の「ユーラシアン連合」に取り込もうとした。


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