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ミサイル防衛システムに怯えるロシア

■強気のロシア

 ロシアは新型弾道ミサイルを宣伝した。新型弾道ミサイルはアメリカが配備を進めるミサイル防衛システムを突破するという。ロシアは新型弾道ミサイルの発射映像を公開し、マッハ20でミサイル防衛システムを突破すると豪語する。しかもアメリカ全土が射程圏内だと脅している。

■ミサイル防衛システムの現状

 ロシアはアメリカのミサイル防衛システムを強く意識していが、今のミサイル防衛システムは完全に迎撃できない。

上昇段階:30%迎撃
中期段階:30%迎撃
終末段階:30%迎撃

 敵が弾道ミサイルを発射すると、ミサイル防衛システムは段階的に弾道ミサイルを迎撃する。それでも10%は本土に着弾する。完全に迎撃できなくても自国の損害を軽減できる。これがミサイル防衛システムの考え方だ。

 核弾頭50%が本土に着弾しても損害を50%軽減できる。すると残った部隊が敵に反撃できる。ミサイル防衛システムは反撃能力を残すためのもの。これだけでも外交に影響する。

■ロシアの外交を無力化

 今のミサイル防衛システムの迎撃率は低い。それでもロシアはミサイル防衛システムに怯える。何故なら核弾頭で外国を脅しても、迎撃率50%になればロシアの外交力は50%になるからだ。つまりミサイル防衛システムの迎撃率は、核弾頭で脅す国の外交力を無力化している。

 しかもミサイル防衛システムが日本にも配備されたら、ロシアは日本を核弾頭で脅す外交が無力化される。ミサイル防衛システムは防御の盾だが、配備数が増加すれば迎撃率も上がる。だからロシアはミサイル防衛システムに怯えるのだ。

■核弾頭に依存する国

 ロシア・北朝鮮は通常戦力が不足。国際社会では軍事を背景に外交を行う。だから軍事力が無ければ外交は行えない。

国家戦略=外交×軍事

 だが通常戦力が不足すると外交力も低下する。そこで通常戦力に劣る国は核弾頭に依存する。

国家戦略=外交×核兵器

 現在、核兵器に依存する国は、覇権を求める国か現状を打破したい国。通常戦力が不足しても核兵器を持てば強国アメリカと対等になれる。だから北朝鮮・ロシアは核兵器に依存する。

■怯えるロシア

 ロシアの新型弾道ミサイル発射映像は公開されたが、目標に着弾する映像は公開されていない。着弾するならミサイル防衛システムの無力化を真に宣伝できるはずだ。公開しないことは、実際にマッハ20以上で目標に着弾しないことを示唆している。つまり未完成なのだ。

 今のミサイル防衛システムの迎撃率は低いのが現実。それでもロシアは核弾頭による脅し外交が無力化されたと認識した。だから未完成の新型弾道ミサイルを大げさに宣伝している。

 日本・アメリカがロシアの核弾頭による脅しを無力化すればロシアの地位が低下する。ロシアの外交は無視され三流国に落ちる。ロシアが怯える理由だ。

■日本のミサイル防衛システム配備は有効だ

 ロシアは核兵器に依存し外国を脅す。脅すには継続できなければ無意味。だがミサイル防衛システム配備でロシアの外交は低下する。そこでロシアは新型弾道ミサイルを大げさに宣伝して脅しが続くようにしている。

 ならば日本はロシアに騙されないことだ。ミサイル防衛システムを配備してロシア外交を無視すれば良い。

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