ワシントン・タイムズ・ジャパン
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難民250万人が流入

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多難な年明けのトルコ(4)

 現在までトルコ国内には、シリア内戦から逃れてきた人々をはじめ、イラクのシーア派偏重政治に嫌気が差したスンニ派住民などが、実に250万人以上滞在しているとされる。

 イスタンブールを歩けば、難民とおぼしき人々の姿が目に付く。繁華街に座り込んで支援を求める母子、信号待ちの車に近づいて物乞いする子供、通勤用のフェリーボートの中で救いを哀願する男性などなど。それでもトルコに入国した難民が餓死した、というニュースを聞いたことがない。農業国として、食糧供給に余裕があるせいでもある。

 それにしても近隣国の人道的危機とはいえ、人口8000万人のトルコが、250万人もの外国人を受け入れる鷹揚(おうよう)さと能力には驚かされる。難民の大半を占めるムスリムへの共感や、旧オスマン帝国の元領民の子孫たちへの連帯感、またはイスラム圏の兄貴分のような気分もあるかもしれない。


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