ワシントン・タイムズ・ジャパン

アフガンの奇妙な光景 文化の虐殺犯が番人に?

元嘉悦大学教授 山田 寛氏

 イスラム過激派のタリバンに再支配されたアフガニスタンは、経済・人道危機克服が当面の最重大課題だが、「文化危機」の今後も心配だ。今それに関し、最も奇妙で皮肉な光景が伝えられている。タリバン兵たちがバーミヤン遺跡を警備、防護している!

 首をひねりたくなる。2001年、国際社会の悲鳴をあざ笑う様に同遺跡のシンボル、巨大な石仏2体(高さ55㍍と 38㍍)を爆破したのは、旧タリバン政権だ。

今月現地を訪れたAFP通信記者も、警備団のタリバン青年に、仏像爆破はよいことだったと思うか、イジワル質問をした。

 青年は当惑しながら答えた。「僕の小さいころの出来事だから…。でも確かなのは、今僕たちが国の歴史遺産を護(まも)る任務についていることだ」

 実際、8月の政権交代直後、遺跡の倉庫内の文化財1000点が略奪、破壊されたが、警備団到着後おさまったとか。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。