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タリバン、近く組閣発表か

女性起用は明言避ける アフガン

17日、カブールで記者会見する、アフガンのイスラム主義組織タリバンの広報担当者(AFP時事)

 

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、今月末に予定されるアフガン駐留米軍の撤収完了後間もなく、新内閣の陣容を発表する見通しだ。タリバンの復権で女性の権利が尊重されるか不安の声が広がる中、閣僚に女性が起用されるかどうかに関心が集まっている。

 ロイター通信は、タリバンのムジャヒド報道担当者の28日の発言として、タリバンが米軍撤収後直ちに首都カブールの空港の管理権を引き継ぎ、「数日のうち」に全閣僚を発表すると伝えた。タリバンは既に、全34州のほとんどで知事や地方警察トップを任命したという。

 崩壊した民主政権では女性閣僚がいたが、ムジャヒド氏は女性の入閣について、指導部が決める問題だとして明言を避けたという。各国は新体制の承認に関し、「包括的」政治体制の樹立を条件にしている。

 一方、ロイターによれば、26日に米兵を含む多数の死傷者を出す大規模なテロが起き、米軍が警備を担っているカブールの空港をめぐり、管理権の迅速な引き渡しに向けてタリバンは準備を進めている。タリバン関係者は「空港の完全掌握を確保するため、米側からの最終的な同意を待っているところだ」と述べたという。

 ただ、タリバンが空港を管理するようになれば、アフガン人の国外脱出はこれまで以上に制限されるようになると懸念されている。

 米軍が空港テロの報復で過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力を空爆したことについては、タリバンは「米国は事前にわれわれに通知すべきだった。アフガン領土への明白な攻撃だ」と非難した。一方でタリバンは、空港テロに関与したとして数人の容疑者を拘束したという。

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