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タリバン、米軍撤収延期を牽制

国外脱出へ混乱続く アフガン

アフガニスタンから脱出するため米軍機に乗り込む人々=22日、カブール(米軍提供)(EPA時事)

アフガニスタンから脱出するため米軍機に乗り込む人々=22日、カブール(米軍提供)(EPA時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンから市民らの退避を支援する米軍の完全撤収期限が迫る中、同国の全権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、期限を過ぎれば「占領の延長だ」とけん制している。首都カブールの国際空港では混乱が続いており、23日には銃撃戦で死者が出た。

 タリバンの報道担当者は英メディアの取材に対し、米軍完全撤収の延期には「結果が伴う」と警告した。タリバンは米国が今年5月の撤収期限を8月末まで延期した際、不快感は表明したものの駐留米軍に攻撃は加えなかった。タリバンが今回、実際に強硬措置を取るかどうかは不明だ。

 米国が完全撤収の期限延長を検討している背景には、欧米諸国に協力していたアフガン市民らの退避が進まない実情がある。タリバン戦闘員は空港付近の検問で、出国に有効な書類の有無を確認しており、多数が足止めされている。日本人を含む外国人の出国さえ円滑に進んでいない。

 欧米メディアで働いていたアフガン人の中には、空港で各国へのビザ(査証)を発給すると言われたものの、タリバンに阻止され、空港に入れない例もある。一方でタリバン関係筋は、AFP通信に「最後の米兵が立ち去るまで(新たな)政府や内閣について発表しない」と述べた。

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