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ヒズボラ排除に動きだしたサウジ

デービッド・イグナチウス

辣腕振るうムハンマド皇太子 スンニ・シーア派の代理戦争に

米コラムニスト デービッド・イグナチウス

 サウジアラビアは近代の中東が抱えてきた原罪を繰り返そうとしている。レバノンで周辺地域を巻き込む対立を引き起こし、この脆弱(ぜいじゃく)な国を再び内戦に突入させる危険を冒しているのだ。

 レバノンでのムハンマド皇太子の標的はヒズボラだ。この国を支配する政治勢力であり、サウジの敵、イランの支援を受けている。テヘランを直接攻撃することはできず、ベイルートのイランの手先を標的としている。

 この代理戦争は、この1週間で急激に激化した。まずサウジが4日、レバノンのサード・ハリリ首相を辞めさせた。この数時間後、32歳の皇太子はリヤドで、対立する王子と企業幹部らを拘束、中東に混乱を巻き起こした。サウジ政府は9日、自国民に、レバノンを出国し、今後もレバノンに向かわないよう求めた。


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