ワシントン・タイムズ・ジャパン

虎の尾を踏んだ北朝鮮

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「誤判戦争」恐れる中国

 最近、米朝の緊張は戦争前夜を迎えるような危険水位に向かっている。双方が面子を捨て切れない緊張が続く中、北朝鮮は虎の尾を踏んでしまったようである。

 北朝鮮が核開発にこだわる第一の目的は親子孫3代まで72年間続いた長期執権体制を守るためである。万が一、北朝鮮がグアムを攻撃する場合、米国は第2のパールハーバー攻撃と受け止めるだろう。米国の軍事行動に大義名分が発生する。従って、北朝鮮は体制崩壊を招く恐れが強い米国領土への攻撃には踏み切れないという情況判断が説得力を得ている。

 北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍(弾道ミサイル運用部隊)の声明と各機関の声明を見極めると金正恩・朝鮮労働党委員長への忠誠競争が窺(うかが)える。その背景には、米国の先制攻撃に対する金正恩委員長と北朝鮮指導部の恐怖心が隠されている。即ち、対米威嚇は内部の結束を狙う住民煽動(せんどう)だと考えられる。


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