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「核の恫喝」日本に向く恐れ

櫻田 淳

北朝鮮には「禊」を求めよ 対話再開の前提条件に

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 2002年1月、ジョージ・W・ブッシュ(当時、米国大統領)が一般教書演説でイラク、イラン、北朝鮮の3カ国を「悪の枢軸」と呼んで以降、北朝鮮は、米国の安全保障政策の文脈では「いつかは手が着けられなければならない課題」であった。

 ブッシュ政権は、イラク戦争を通じてサダム・フセイン体制を倒壊に追い込んだけれども、仮に戦後処理をさほどの支障もなく進めることができていたならば、次の照準がイランや北朝鮮に向けられていたであろう。イラク戦争直後の米国は、他を圧倒する牽制力を持つ「超絶大国」として語られていたのである。

 実際には、イラクの戦後処理は困難を極め、その後始末に精力を尽瘁(じんすい)した結果、北朝鮮情勢に正面から取り組むことができなかったというのが、ブッシュを継いだバラク・H・オバマ(米国前大統領)における対朝「戦略的忍耐」方針の実態であった。


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