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脱権威宣言、疎通アピールも新たな特権?

 「権威的な大統領文化を清算する」

 就任早々、国会議事堂で行われた略式の就任宣誓式で文在寅大統領はこう述べた。選挙で争った主要4党にあいさつ回りをして野党との協調をアピールし、移動時には一般市民と握手したり一緒に写真を撮ったりして疎通を図った。

 大統領執務室を青瓦台からより国民の生活圏に近い政府総合庁舎内に移し、帰宅の途中で市場にも寄ると宣言した。こうした文大統領の言動に韓国メディアはひとまず及第点を与えている。

 韓国社会の権威主義は深刻だ。権力に近づくほど不遜になり、逆に甘い汁を吸えなかった惨めさが権威に対する反発・憎悪を生んできた。政権交代時に繰り返される政治報復はその典型例だろう。

 朴槿恵前大統領は大型客船セウォル号沈没など緊急時にも側近との疎通不足だったことが浮き彫りになった。対照的に文大統領は精力的に疎通を図ろうとしている。


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