ワシントン・タイムズ・ジャパン

金正恩統治5年 後継決定前夜、故金正日氏と幹部の「合作」

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 北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長が父、金正日総書記の死去に伴い権力の座を世襲してから今月で5年が過ぎた。弱冠、20代後半で後継者となった正恩氏の手腕は疑問視されたが、大方の予想を覆し体制の動揺は見られず、権力をほぼ掌握したかに見える。なぜ統治は可能だったのか。関係者や専門家の話を通じ正恩氏の5年を振り返る。 (ソウル・上田勇実)

 2008年夏、金正日総書記が脳卒中で倒れた時、一番慌てたのは最高幹部たちだった。

 後継者を早く決めないと体制が揺るぎかねない。自分たちも運命共同体だ――。

 当時、3人いた金総書記の息子のうち“有力候補”に挙がったのは正男氏と正恩氏の2人。金総書記の義理の弟で権勢を振るっていた張成沢・党行政部長、体制を陰で牛耳る党組織指導部の副部長十数人、軍幹部らが集まり話し合った。


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