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  • 彩島 うた
    彩島 うた
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    ココ浅井
    ココ浅井
    ブラジル在住
    きむむ
    きむむ
    大学院生
    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    「朴槿恵やめろ!」市民憤怒も女性・子供ら参加で平和的に

     韓国で歴史的事件として浮上した朴槿恵大統領の過ち。先月末、親友の崔順実氏に演説文を見せたり、相談だと言いながらも、朴槿恵大統領を操るかの如く国政に介入していたという事実が明るみになりました。朴大統領は国民に向け謝罪会見を行い、「検察の捜査に最大限協力する」と明言。「過ちが明らかになれば私も全ての責任を取る」と述べたものの、「国政の空白が生じてはならない」と強調し、退陣する意思がないことを明確にされました。韓国民は今回の件を重くとらえ、朴槿恵大統領に対する憤怒が増すばかり。12日、ソウルでは朴槿恵大統領の退陣を求める「100万人」(警察発表26万人)の市民による大規模なデモが行われました。

    愛国心、使命感を持った市民たちによる平和的デモ

     韓国では、怒りや不満をぶつけるためにこれまでも多くの市民デモが行われてきました。しかし、“100万人”規模のデモは、1987年の「6・10抗争」以来で、ロウソクを持ちながらデモを行うロウソク集会が2002年に始まって以降、最も大規模なロウソク集会だと報じられています。

    800-1

     韓国のメディアによると、これまでのデモと比べて規模が違うだけではなく、平和的に行われ、どこかお祭りのような雰囲気もあったとのこと。1年前、農家の人たちが集まり、朴槿恵大統領が公約した米の価格を守ってくれという要求をするデモが行われた際は、参加者と警察の間で激しい衝突が続き、警察が消防の際に使う放水銃を放射。70代の参加者が直射され、亡くなるということがありました。

     それに比べると今回のデモは平和的なもので、一部の市民が過激な行動をする時は、他の市民が止めるなど、過激化しないよう自制する雰囲気が強かったそうです。デモ参加者たちは、ソウル市庁広場、光化門広場などで「朴槿恵は下野しろ!」と叫びながら、真夜中まで大統領に対する怒りの声をあげ続けていました。
     なぜ今回のデモは平和的に行われたのか、専門家によると、様々な層の市民が参加したというのが最大の理由だそうです。過去のデモでは、特定の団体や組合員のみが参加し、統一された価値観、方法で行われてきましたが、今回のデモは様々な年齢層に加え、家族単位の参加者や学生、若い女性の参加も多くみられ、そのため、暴力以外の多様な方法と手段で訴えることができたようです。

     ある専門家によれば、「これだけ多くの人が集まれば、はるかに過激になるのが自然な群衆心理なのに、100万人の市民が事前に計画しないで最後まで平和的な集会を追求する姿を見せたということは、互いに団結した姿を見せなければならないという認識をみんなで共有していたから」だと話しています。

    800-2

     また、警察側が「国を愛する皆さんの心を理解します」とデモ参加者を説得する姿も見られました。警察としても市民がデモを行う使命、資格があることを認めざるを得ない雰囲気があり、過去のように過激な対応をするには正当性が弱く、デモ参加者たちに高圧的な態度を取れない状況にあると専門家はみています。

     過去のデモとは真逆の雰囲気で行われた今回の大規模デモ。デモの後には、落ちたゴミを拾って帰る参加者たちの姿もみられたとか。深刻な市民の怒りを表す場だからこそ、理性的に訴えをすべきだという全体の統一された意識によって行われたことが、過去のデモとは大きく異なる点だったのでしょう。

    愛国心と政治的意識が強い国民性

     実際にデモに参加した人の中には、家族で参加している人もおり、「子供にデモの雰囲気を見せるのは恥ずかしいとも思いましたが、それでも子供にもこのような雰囲気や、このような事態について教えてあげたくて参加しました」と話す人もいました。また、中学1年生の生徒も参加しており、「不正を防ぐはずの大統領が、不正の中心にあったというのは、韓国が正常ではないと思う」として、「友達4人と一緒に集会に来た」と話していました。若い世代から大人まで幅広い年代が集まった中、やはり国を憂える思い、自分たちが変えていかなければいけないという愛国心からデモに参加した人が多くいたということがメディアを通して明らかになっています。

     国民からすれば愛国心と使命の下、デモを行ったということですが、外国人の立場からこのデモの光景を見ると、日本とは全く違う国民性に驚きを隠せません。もし、安倍総理に朴槿恵大統領のような不正が発覚した時、果たして国民はこれほどまでに立ち上がり、平和的な大規模デモを起こすことができるのでしょうか。若者のデモは、以前、集団的自衛権を認める憲解釈改正の際に国会前で派手に行われていましたが、家族を連れてのデモ参加や、中学生の友人同士の参加があるのかと考えると、疑問を抱いてしまいます。やはり国民性の違いが感じられますが、実際にこのデモを間近で見た日本人の留学生に話を聞いてみました。

     「デモを見た時の率直な意見としては、おかしな光景を目にしているなという感覚がありました。大人から子供まで、カップルや家族連れなど、老若男女がひとつの場に集って大統領の退陣を要求しているというのは、異様なことだと感じさせられました。1週間前(5日)に行われたデモにも参加したのですが、その時は20万人単位とはいえ、場の雰囲気に圧倒されました。何万人かの人が『朴槿恵は下野しろ!』って叫んでいることに驚きましたね。国政に対して100万人以上の人がデモに参加して意見を言うということは、国民の政治的意識が高いということなので、その点では肯定的に捉えられるなと思います。

     ただ、そこにいる全ての人が本当に今の状況を理解していて、考えを持っているのかは不明ですね。12日は確かに人がたくさん集まったけれど、屋台で買った食べ物を食べながら道端に座ってただ周りの声に合わせて叫んでいる様な人がいたり、デモとはなんの関係もない話をしながら大声で笑っていた家族連れも見かけました。真剣に国を憂いている人がどれ程いるのかが怪しいと感じました」

     どうやら、メディアでの報道では見えないデモの実態もあるようです。とはいえ、大勢の層の人が意見を一致させて声を張り上げている姿は、市民の一体感を感じさせられます。韓国ではこれまでデモを通して、民主化されたり、団体や市民の意見が通ったりという成功例があるため、デモを通して自分たちの力で国が変わると信じている国民性があるようです。そのため、このように大規模なデモが行われたのでしょう。デモに参加する人の中にはただ単に、大統領を辞めさせて国を正しい方向に変えたいという思いだけで参加していない人もいるでしょう。お祭りのような光景も見られるとのことですが、デモに参加することに意義を感じていることは参加者に共通していることなのではないでしょうか。日本人としてはここまでの大規模デモには疑問や不思議に思う点もありますが、歴史性や国民性の違いを理解すれば、デモをすることに意義を感じるソウル市民の気持ちには頷けるものがあります。大統領が退陣するまでデモを続けると主催者側は考えているようですが、このデモを通して、市民が望む「正しい国」へと変わるきっかけを作ることができれば意義深いデモになるのではと思います。

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