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サード配備に過敏な中国、包容的に状況眺めるべき

韓国紙セゲイルボ

 サード(THAAD=高高度防衛ミサイル)の韓半島配備について中国から出る言葉が荒々しい。王毅中国外相は、「いかなる弁解と解明も蒼白なだけだ」と言った。蒼白とは中国で「何の効果もない」「無力だ」という意味でも使われる。

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地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」のミサイル発射実験2015年11月撮影、米国防総省提供(AFP時事)

 中国国防部も反応した。「国家の戦略的安全と地域の戦略的均衡のために必要な措置を考慮する」と何らかの措置を取ると明らかにした。予想された反応だが、ヒステリックな反応で不吉な変化の兆しを覗かせている。

 問題は平和を脅かしている張本人が北朝鮮だということだ。ソウル、東京、グアムは核攻撃の射程圏に置かれ、韓国は無防備状態だ。サード配備は北の核開発がもたらした結果である。因果を問い詰めれば、北核が「因」で、サードは「果」、本末を問うなら北核が「本」でサードは「末」でる。

 サード自体は脅迫的なものでないのに、政治争点化したことで騒々しい。王毅外相は韓国を「友」と呼んだ。それなら苦境に陥った隣人を考えてやるべきではないだろうか。サードを心配するなら、北核を廃棄しようと思うべきなのだ。

 転倒した本末は災難を呼ぶ。外敵が攻撃意欲を出せないように絶対武器を保有しなければならなくなる。核武装の可能性だ。核武装した韓国・日本は中国にとっては災難だ。人民解放軍は絵に描いた虎に変わる。北核はむしろ中国に災難を作り出す毒きのこだ。習近平主席も、王毅外相もそのぐらいは承知しているようだ。

 中国はもう少し包容的に韓半島状況を眺めなければならない。みすぼらしいサードに対して、報復を云々する時ではない。

(姜浩遠(カンホウォン)論説委員、7月12日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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