ワシントン・タイムズ・ジャパン

脱北事態は中朝関係変化の序章なのか

韓国紙セゲイルボ

 中国にある北朝鮮レストランから従業員ら13人が脱出した。この事件は核実験、ミサイル発射を進める北朝鮮に中国が送った警告メッセージである。

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北朝鮮が海外で運営するレストランから集団で脱出した従業員ら(一部画像処理しています)(韓国統一省提供・時事)

 北朝鮮は大きな衝撃を受けたにもかかわらず、中国に対して露骨な攻撃をひとまず自制している。中国の黙認がなかったら今回の脱出はできないという点をよく知っているからだ。

 中国は北朝鮮が中国の影響力と統制から抜け出すならば、応分の代価を払わなければならないという点を明確に見せた。北朝鮮の態度変化がないならば、中国は追加脱出を容認する可能性が大きい。

 5月に予定された第7回朝鮮労働党大会を控えて、北朝鮮が大々的な外貨集めを始めており、問題点があちこちで発生している。北朝鮮で出身成分が最も良く教育も受けた新世代が脱北を敢行するのを見れば、体制統制力に深刻な問題があると見ざるを得ない。

 では、韓国はどのように対処しなければならないのか。多くの北住民が自由の韓国に来て暮らせるという確信を植え付けるべきで、新世代の熱望が実現できる統一準備に拍車をかけなければならない。

 重要なことは北住民の不安感と自由に対する憧憬を韓国の社会が積極的に解決しなければならないという責任感だ。さらに多くの潜在的希望者が韓国に無事に到着できるように脱北民に対する関心と支援を惜しんではならず、細心な戦略が必要だ。

(洪圭徳(ホンキュドク)淑明女子大教授・国際政治学、4月15日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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