ワシントン・タイムズ・ジャパン

【金王朝】生活向上への期待しぼむ -2019年脱北 韓国入国 ハ・ユル氏

ハ・ユル氏

18年から市場が不景気に

 金正恩氏が後継者として登場した時、私はまだ学生だったが、無邪気にも「どうしてあんなに太っているんだろう」と内心思ったものだ。大人たちの話を聞いていたら、「姿形が金日成主席に似ている将軍様が誕生した」「若いのでわれわれの生活を良くしてくれるのではないか」などと話をしていた。

 しかし、時間がたつにつれて期待はしぼんでいったようだ。金正日も金正恩も同じだと考えるようになった。

 私自身、大学に進学しても母方の曽祖父が日本で病院経営をしていた時期があった関係で出身成分が問題視され、いい結婚相手を見つけることはできないと思い、地元の咸興で商売でもやろうと思った。母の支援を受け、2013年から市内の2階建て国営百貨店の一角を借り、衣服の小売りを始めた。脱北する19年まで続けた。


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