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K防疫はQRコードで ー韓国から

 約1年半ぶりに韓国に来た日本の知人と飲食店に入った時のこと。店員から「QRコードのチェック、お願いします」と言われ、知人は最初、何のことか分からずきょとんとしていた。自分のスマホにダウンロードしてある、個人情報が入力された専用のQRコードを店側が設置した認識アプリにかざすことで、その後、コロナに感染したり濃厚接触者であることが判明したときに備え、保健当局が感染ルートなどを追跡するためのものだ。

韓国・ソウルのコロナ検査会場=2020年12月(UPI)

韓国・ソウルのコロナ検査会場=2020年12月(UPI)

 以前は店や施設などの入口で、ノートに個人情報を記入して済んでいたが、故意にデタラメな携帯番号を記入する人もいて、昨年夏からこのシステムが導入された。今はどこに入るにしても、このQRコードチェックが必須。そのため愛用してきたガラケーをやめ、渋々スマホに替えざるを得なくなった年配者も結構いるという。

 それにしても韓国は全国民的に個人情報提供に寛容だ。感染防止のためなら惜しまないという熱意が感じられる。仕事で名刺交換した時、相手の名刺に必ずといっていいほど携帯番号とメールアドレスが記入されているのを見ても、善しあしは別にしてそうした情報提供に慎重な日本人との違いが際立つ。

 ただ、大活躍のQRコードを開発したのは実は日本の技術者であるということを、韓国人はあまり知らない。わざわざ教えて相手の気持ちを複雑にさせるのも大人げないと思い、今のところ黙っている。(U)

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