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人気先行の尹錫悦元検察総長

問われる国家経営の力量

 韓国は来年3月に迫った大統領選に向けて、候補者探しが始まっている。現段階で明確な出馬表明をする者はなく、それらしき人物も模様眺めの状況だ。

 とはいえ、人気度からいえば元検察総長(検事総長)の尹錫悦(ユンソンニョル)氏が先頭走者と言っていい。だが、尹氏には政治経歴がなく、組織もない。そのような人物がいきなり大統領になる、というのが韓国の政治だといえば、そうなのだが、あまりにも人気先行で、メディアは尹氏の人物像をあの手この手で描き出そうとしている。

 月刊朝鮮(5月号)は尹氏の卒業論文まで引っ張り出した。尹氏はソウル大大学院修士課程修了、司法試験合格には「9年かかった」という。卒論は「集団訴訟、公権力乱用による基本権侵害に対する救済策」。集団訴訟という概念がなかった軍事政権下で、これに着目した。


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