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金正恩氏の思惑 妹降格「米朝決裂の引責」

金正恩氏の思惑 北朝鮮第8回党大会(上)

中国の支援で持久戦覚悟か

 党大会では幹部の人事も発表されたが、最も関心を引いたのは正恩氏の妹・与正氏の降格だ。党の最高幹部は約30人いたが、与正氏はその役職の一つである党中央委員会政治局員候補を外され、さらに党第1副部長から格下の党副部長になった。

 党大会終了の日、与正氏は北朝鮮で軍事パレードの兆候が見られたと発表した韓国合同参謀本部を強く非難する声明を出し、存在感を誇示した。これをめぐり韓国の北朝鮮問題専門家らは「降格は実質的な地位低下とは言えない」と口を揃(そろ)えるが、実は降格の背景には大きな政治的判断があったようだ。

 北朝鮮の内部事情に詳しいある消息筋はこう述べる。

 「2019年のハノイ米朝首脳会談が決裂した後、さらにトランプ大統領再選の道が途絶えたことで、正恩氏が最終的に米朝対話失敗の責任を妹に負わせたのが今回の降格人事だ」


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