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6・25参戦勇士への恩返し

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 「韓国の子供たちが食べ物を求めて手を差し出してきました。ポケットにあったチョコレートが足らなくて多くの子供たちにあげられなかった。ひもじさに疲れた子供たちの眼差(まなざ)しが今も忘れられません」

 ニュージーランドの6・25戦争(韓国動乱=朝鮮戦争)参戦勇士、フランク・バトラーの回顧だ。1952年、16歳の若さで海軍兵士として参戦した彼は戦闘中に後頭部と首を負傷して長く不便な生活を送ったが、参戦を後悔したことはない。韓国の驚くべき発展ぶりを見ると、自分の犠牲が無駄でなかったようで自負心を感じるのだという。国家報勲処の招請で韓国を訪問した彼は、参戦勇士に対する恩を忘れない姿を見ると、胸が温まるそうだ。

 エチオピアは朝鮮戦争が勃発すると、セラシエ皇帝が直接、自らの親衛隊員6000人を派遣し、121人の戦死者と536人の負傷者を出した。「カグニュー大隊」と命名された親衛隊員たちは253回の戦闘で全勝し、捕虜を1人も出さないくらい勇猛だった。これに感動したギリシャの従軍記者、キモン・スコーディリスは、彼らの活躍ぶりを記録した『カグニュー(Kagnew)』という本を残した。

 戦争後、カグニュー大隊の隊員たちは花道を歩んだのだろうか。共産主義クーデターによって王制が廃止され、“積弊”扱いされて茨の道を歩んできたそうだ。エチオピア韓国戦参戦勇士後援会のシン・グァンチョル事務局長は1995年、アジスアベバで“コリアン・ビレッジ”という表示板をみて駆け付けたが、参戦勇士たちが悲惨な暮らしをしているのを見て大きな衝撃を受けた。すぐさま貿易業の仕事までやめて後援会を結成し、彼らを支援している。

 「戦争が起こってから70年たったのに私たちのことをいつも考えてくれる韓国人に感動しました」。政府が6・25戦争参戦勇士たちにマスクを支援する事業が好評だ。高齢の国連軍参戦勇士たちが新型コロナウイルスに脆弱な点を勘案したオーダーメード型の支援だ。

 朝鮮戦争当時、世界の22カ国から総計195万7733人(延べ人数)が参戦し、3万7902人が戦死して10万3460人が負傷した。参戦勇士たちの犠牲によって韓国は先進国の仲間入りをした。彼らは韓国を第二の祖国と考えている。参戦勇士たちを泣かせる“マスク恩返し”が韓国の品格を高めている。

 (5月27日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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