■連載一覧
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  • 2020/1/14
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  • 2020/1/01
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  • 香港憤激 一国二制度の危機
  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
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  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
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  • 中国「一帯一路」最前線 バルカンに吹く風
  • 危機のアジア 識者に聞く
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  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 2013/4/18
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  • 令和参院選 注目区を行く
  • 大阪G20サミット焦点
  • 地方創生・少子化対策 首長は挑む
  • 新閣僚に聞く
  • 懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣
  • 「赤旗」役所内勧誘の実態
  • 憲法改正 私はこう考える
  • 衆院選大勝 安倍政権への提言
  • 2017衆院選 国難と選択
  • 新閣僚に聞く
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  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 2015/10/01
  • 2013/7/08
  • 何処へゆく韓国 「親北反日」の迷路
  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
  • 迷走する北非核化
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  • どう見る北の脅威
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  • 待ったなし地球温暖化対策
  • 環境先進国フランスの挑戦
  • 迫る気候変動の脅威 どうする大災害への備え
  • 2016/1/02
  • 2015/10/07
  • 2015/9/21
  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
  • トランプのアメリカ 就任から1年
  • トランプVSリベラル・メディア
  • 「情報戦争」時代と米国
  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • コロナウイルスと“開かれた社会の敵”

    韓国紙セゲイルボ

    歓迎できぬ排斥する心の偏狭さ

     新型コロナウイルスで韓国社会が脂汗を流している。20歳のころから30年以上大学に関わってきた筆者だが、同ウイルスによる開講延期は一言で衝撃的だ。2月末には数千人の中国人留学生が戻ってくる新村(ソウル市内の大学街)地域は、大いに緊張している。

    800

    10日、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市で、マスクの着用に加えポリ袋をかぶる買い物客(EPA時事)

     数千年の歴史の中で、韓国と中国は生活共同体を形成してきた。政治・安保的には互いに難しいところがあるものの、経済・社会的な相互依存性はとても切り離せない状況だ。

     今は常識になったが、既に経験したMERS(中東呼吸器症候群)とSARS(重症急性呼吸器症候群)もやはりコロナウイルスの一種で、今後も新型コロナウイルスはいくらでも現れると展望される。

     哲学者のカール・ポパーは『開かれた社会とその敵』で全体主義と革命的変化を辛辣(しんらつ)に批判した。二度の大戦を経験した欧州知識人のポパーにとって、ナチズムと共産主義のような画一的な政治文化は軽蔑の対象になったはずだ。

     逆説的ではあるが、いま私たちが向き合う開かれた社会の敵は、全く新しい姿をしている。中国の事例で分かるように、閉鎖的な社会文化が“武漢肺炎”の悲劇を生んだので、開放的で透明な社会的な伝統を妨げる21世紀の全体主義は開かれた社会の一つの敵だ。

     だが同時に、中国の人々に対する根拠なき非難と恐れもまた、私たちが警戒しなければならないもう一つの開かれた社会の敵に他ならない。

     全世界の工業製品の生産工場になった中国は、まだグローバルスタンダードに馴染(なじ)まず、荒っぽい中国方式を押し通しているが、国際社会との共同運命体を諦めるという考えではないものと見える。どんな形態であれ連帯のメッセージは発していると見なければならない。

     私たちが今の姿で暮らし始めたのは大略17世紀前後、西洋文明の観点の「国家」と「市場」が生まれ「市民」と総体的な概念の「主権」が生まれた。その後、多くの事件が発生し、歴史という名の教訓が蓄積された。

     国家は市場に勝てない。新型コロナウイルスを理由にして市場の流れを非常に短い瞬間は防げるだろうが、世界がつながって生きる生き方を後戻しすることはできない。

     開かれた社会の敵と堂々と向き合おう。国家次元の防疫システムの強化はいくらでも歓迎できるが、誰かを排斥する心の偏狭さは決して歓迎できない。

     いわゆる飛沫(ひまつ)(咳(せき)やくしゃみで口から出る小さな水滴)により伝染する新型コロナウイルスは結局、どんな形態であれ鎮まるだろう。私たちが生きている北東アジアという村で、不必要な“開かれた社会の敵”をつくる愚を犯さないようにしよう。科学の力を借りて解決すべき問題、外交の力を借りて解決すべき問題、生活規則で解決すべき問題、最後に心の持ち方で解決すべき問題ははっきりと区分されるべきだ。

    (朴仁煇(パクインフィ)梨花女子大教授、2月10日付)

    ※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

    ポイント解説

    コロナで複雑な対中感情

     中国武漢発の新型コロナウイルスの被害を受けているのは韓国も同じだ。中国共産党政府の「閉鎖的な社会文化」が初期対応を誤り、事態を悪化させた。MERSやSARSの教訓はどうなっているのか。ここは非難すべきところだが、韓国は正面切って中国を責めたりはしない。

     中国は今や世界の生産工場だ。グローバル化の時代で、中国の停止は世界のサプライチェーンを止める。特に中国への依存度が高い韓国は深刻だ。だから日頃から中国にはぜひともグローバルスタンダードに馴染(なじ)んでほしいと韓国は願ってきた。中国を「開かれた社会の敵」呼ばわりせずに、国際規格に合わせてほしいと促してきたのだ。

     しかしこの「21世紀の全体主義」国家中国がその在り方を止める気配はない。相変わらず強大な力で国民を統制するスタイルは維持しながらも、その一方でちゃっかりと「国際社会との共同運命体」であることも放棄しない。

     今回の騒動でさすがの韓国でも中国に対して厳しい対応を取らざるを得なかった。中国人の入国制限強化である。しかし、こうした措置が韓国民の中国への嫌悪感、排除感につながっていくことも恐れてはいる。

     朴教授が「開かれた社会の敵」というのは、全体主義中国共産党政府のことであると同時に、コロナウイルスを理由に中国ボイコットに向かいそうな韓国民の中にある根深い嫌中感情でもある。

    (岩崎 哲)

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