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G2のセール競争

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 世界的な景気の鈍化にもかかわらず、G2(米国と中国)の年末セールが熱気を帯びてきている。先月29日、米国の“ブラックフライデー”1日のオンラインの売上高が74億㌦となり歴代最高値を更新した。前日の感謝祭(サンクスギビングデー)の売上高42億㌦と合わせると、2日間でなんと116億㌦(約1兆2600億円)もの商品が売れたわけだ。“サイバーマンデー”の今日(12月2日)は売上高が100億㌦に迫るだろうと言われている。

 米国の年末のショッピングシーズンは感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日のブラックフライデーからオンライン販売に力を注ぐ翌週の月曜日(サイバーマンデー)を経て、クリスマス休暇まで1カ月余り続く。各商店の年間売り上げの70%がこの期間に達成されるので、(会計黒字の意味で)「ブラック」という単語が付いている。1924年、百貨店のメイシーズが初めてこの日にセールを始めたという。米国の年間消費の約20%がこの期間のものだ。

 中国版ブラックフライデーである光棍節(11月11日「独身の日」のこと)の時は中国にショッピング狂風が吹きまくる。先月11日の売上高は実に1682億元(約2兆5800億円)に上る。全世界225カ国から殺到する注文は14億8000万件に達した。1秒当たり32万5000件というから、想像を絶する量だ。光棍節は破格的な割引に加えて1日だけの創意的なマーケティングによって毎年、爆発的な成長が続いている。

 韓国の年末の流通業界は暗い雰囲気だ。G2の年末セール行事が国内の消費をブラックホールのように吸い込むためだ。この時期は、国内消費者のオンラインでの海外サイトからの直接購入が急増する。第4四半期だけをみても、2015年4979億ウォンから昨年は8966億ウォンに急増したのに続き、今年は1兆ウォンを突破するものと推測されている。

 政府と流通業界は韓国版ブラックフライデーといわれる「コリアセールフェスタ」で対抗しようとしているが、興行実績は芳しくない。先月1日から22日間行われたこの行事を知らない消費者が少なくない。ブラックフライデーや光棍節と比べて割引幅が小さく、ブランドの多様性と魅力度も劣っているという。ショッピングにおいて国境が消えてから久しい。今こそ、全世界の消費者が財布のひもを緩めるコリア市場をつくらなければならない時だ。

 (12月2日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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