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    渥美 堅持
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    丹羽 文生
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    太田 正利
    太田 正利
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    渡瀬 裕哉
    渡瀬 裕哉
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    山田 寛
    山田 寛
    元読売新聞アメリカ総局長

    彼女がフィリピンに渡ったとき、日本軍はいませんでしたよ?

     本稿では「時事ネタ」から離れ、ちょっとした「小ネタ」を紹介しておきたいと思います。それは、ツイッターで話題になっている、「自称慰安婦の明らかなウソ」です。冷静に考えてみたら、昨年12月20日に発生した韓国海軍によるレーダー照射事件以降、「韓国は国を挙げてウソをつく」というのは、わが国ではコンセンサスになりつつあるようにも思えるのですが、ただ、細かいネタであっても、客観的で検証可能な証拠をきちんと積み上げ、インターネット空間で記録し、地味ながらも拡散し続けるだけでも、彼らのウソに対抗する大きな力になっていくのです。


    ●レーダー照射事件で「良かったこと」とは?

     昨年12月20日、石川県・能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で発生した、韓国海軍駆逐艦による日本の海自哨戒機に対するレーダー照射事件は、ある意味で私たち日本国民には大きな衝撃を与えたものでした。

     レーダー照射とは一般に極めて危険な準戦闘行為であり、ときと状況では、それだけでただちに戦争が始まっても不思議ではありません。

     日本側は事件後にその事実を公表し、韓国に対して再発防止などを申し入れたのですが、これに対して韓国側は、当初は「悪天候だったのですべてのレーダーを動かしていた」などと説明(この点については、約1週間後に日本側が公開した当時の映像から、「悪天候だった」というウソはすぐにばれました)。

     その後、韓国側の主張は二転三転し、挙句の果てには「日本側こそが低空威嚇飛行を行ったじゃないか」と「逆ギレ」したうえで、非公開の日韓協議の内容を勝手に公開するなど、まさに「ウソツキ詐欺国家」と呼ばれても仕方がないほどの醜態を示しました。

     (※ちなみに韓国側からは「低空威嚇飛行」とやらの証拠は出で来ていません。)

     しかも、このレーダー照射事件については、現在に至るまで、韓国側からは謝罪もなされていなければ、責任者の処罰も行われていません。その意味では、日本にとっては非常に困った話でもあります。

     ただし、このレーダー照射事件に、「良い点」があったとすれば、『ウソツキ瀬戸際外交を続ける詐欺国家・韓国とどう対峙するか』でも申し上げたとおり、韓国のことを堂々と「ウソツキ国家だ」と言えるようになった、ということでしょう。

     要するに、日本側が韓国側の主張の矛盾点を論破したら、次から次へと論点をずらして、最後はウダウダの議論に持ち込んでうやむやにしてしまう、という手法です。

     まともな国家だったら、こんなことは絶対にやりません。

     そして、そのことをほぼすべての日本国民が注視する環境で再現できたことは、今後の日韓関係を考える上で、非常に重要な意味を有していると思うのです。

    ●自称慰安婦の年齢詐称?

     こうしたなか、ツイッターで話題になっているのが、自称元慰安婦の年齢・経歴詐称問題です。

     次の韓国メディア『聯合ニュース』の記事によれば、昨年7月1日に101歳で死亡した「元慰安婦」が、「22歳のときに、工場に就職させるとの言葉にだまされフィリピンに連れて行かれ慰安婦としての生活を強いられた」、という下りがあります。

    慰安婦被害者が死去 生存者27人に=韓国(2018.07.01 14:21付 聯合ニュースより)


     ただ、ここで冷静になって考えてみると、

    「2018年7月1日時点で101歳だった」

     ということは、その101歳というのが「満年齢」なのだとしたら、この人物の生年月日は1917年7月2日以前であるはずです(法的には、年齢が増えるのは誕生日の前日です)。

     仮に1917年7月2日生まれだったとしたら、フィリピンに渡った「22歳」の時点とは、1939年7月1日から1940年6月30日までの期間ですし、彼女の誕生日がそれよりも前なら、フィリピンに渡航したのはさらに前の時点です。

     はて?

     日本軍がフィリピンに侵攻したのは、1941年12月8日、真珠湾攻撃とともに日米開戦の火ぶたが切って落とされたあとの話です。また、フィリピンの戦いは1942年6月頃まで続いていたため、さすがに戦闘の初期段階で朝鮮人女性が「慰安婦」として現地入りするとも考え辛いところです。

    ●数え年齢でも説明に無理がある

     では、「2018年7月1日時点で101歳だった」というのが「数え年齢」だったとしたら、どうでしょうか?

     明治時代の日本で広く用いられていた「数え年」とは、出生した時点で0歳ではなく1歳とカウントし、正月を迎えると2歳になる、という習慣だったそうですが、これと同じ習慣が当時の朝鮮半島にあったとしたら、少し話は変わって来ます。

     具体的には、「2018年に数え101歳だった人」の生年月日は、1917年ではなく、1919年1月1日から12月31日の間であり、この人は1920年1月1日に数え2歳となります。

     このように考えたら、1919年12月9日以降、12月31日までの生まれであれば、ギリギリで「1941年12月8日に満22歳(数え24歳)でフィリピンに渡航する」ということは可能です。

     ただし、同じ文章の中で「数え年」、「満年齢」が入り混じるとは考え辛いですし、1941年12月8日から31日の期間といえば、先ほども申しあげたとおり、戦闘が続いていると思しき時期であり、戦闘に注力しなければならない日本軍が、わざわざ慰安婦を拉致して連行するとは考えられません。

     何が矛盾点なのか?


    ・2018年7月1日に満101歳だったとしたら、この人物の生年月日は1916年7月3日~1917年7月2日の期間である

    ・1916年7月3日~1917年7月2日に生まれた人物が満22歳になるのは、1938年7月2日~1939年7月1日である

    ・2018年7月1日に数え101歳だったとしたら、この人物の生年月日は1918年1月1日~12月31日である

    ・1918年1月1日~12月31日に生まれた人物が数え22歳になるのは1940年1月1日であり、満22歳になるのは1940年1月1日~12月31日であり、満23歳になるのは1941年1月1日~12月31日である

    ・戦闘下の1941年12月8日以降のフィリピンに満22歳の慰安婦として渡航するためには、この人物は1918年12月9日から12月31日までの生まれでなければならないが、この場合も同じ記事の中に満年齢、数え年齢が何の注釈もなしに紛れているということになる


     いずれにせよ、『ウソツキ瀬戸際外交を続ける詐欺国家・韓国とどう対峙するか』でも触れたとおり、すぐにわかるウソを付くのは、もはや韓国の国技のようなものではないかと思うのですが、誰か冷静に検証しようとしないのでしょうか?

    ●日韓関係については「最適な距離」を探るべし

     さて、読者の皆さまにお詫びがあります。

     それは、最近、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』の話題が特定国に偏ってしまっている、という点です。

     ただ、日韓関係を巡っては、当ウェブサイトとしてはどうしても注目したい話題が大量に出現しているため、私自身もしばらくは割り切って、「韓国専門サイト」であるかのごとく、さまざまな話題を捌いていく必要がありそうです。

    ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

     それはさておき、当ウェブサイトで日韓関係について取り上げるのは、私自身が日本人と在日韓国人二世との混血であるという事情もあるのもさることながら、日韓関係の処し方次第では、日本の国益にも大きな影響が生じるからです。

    国 同士、いくら気に入らないからと言って、国ごと引っ越してしまうことはできません。

     そうであるならば、最適な距離を探り、その距離感に応じたお付き合いをするしかありません。

     その「距離」が、欧州連合(EU)のような「自由な往来」を実現するほどの親密な距離感なのか、それとも逆に対馬海峡に機雷を埋め込んで半島ごと隔離するという距離感なのか、などについては、また別稿でじっくりと議論したいと思います。
     


    「新宿会計士の政治経済評論」より転載
    https://shinjukuacc.com/

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