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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 知識人・詩人に見られる“悲しい”現実

    韓国紙セゲイルボ

    韓国の知性と感性の浅薄さ表す

     西欧近代史を見れば自由民主主義の中でも多数の市民が主人意識を持つのに多くの時間がかかったし、数多くの試行錯誤を経なければならなかった。

    李承晩元大統領

    李承晩元大統領の逝去49周年追慕式=2014年、ソウル市銅雀区の国立顕忠院(セゲイルボ提供)

     韓国の知識エリートはいまだに多数の国民を自ら主人とならしめることに失敗している。解放とともに韓民族に投げられた課題である自由と平等の“二兎”は今日までも南北分断と共にわれわれを混乱に陥れている。

     ここに最も深刻な障害は日帝植民地期に育まれた奴隷根性と李朝農業社会の遺産である地主・小作制の悪習による階級意識と階級対立だ。このような遺産は韓国人をして近代市民としての発展と成長よりは、悔恨と憤怒に追い込むのが常であった。

     最近、大衆哲学者・金容沃(キムヨンオク)がKBSの『解放と信託統治』という公開講演で、「李承晩を国立墓地から掘り出さなければならない」といった発言は、彼が身を置いている祖国に対する根本的な裏切りであり、大韓民国の反体制・従北運動と歴史抹殺のハイライトと言わざるを得ない。

     彼の知的傲慢(ごうまん)と虚栄は大韓民国を在らしめた張本人に対する冒涜(ぼうとく)と背恩忘徳(恩知らず)であり、自由をもって自由を裏切った自己への裏切りの絶頂というのに十分だ。

     金容沃の李承晩に対する発言は詩人・高銀(コウン)がかつて詩集『白頭山』(1987年)で“白頭血統”の金日成を美化したことに劣らない大韓民国に対する裏切り行為である。

     大韓民国の知識人や詩人が国家のアイデンティティーを傷つけ、偽りの金日成神話に洗脳されて埋没する軽挙妄動の発言と追従性の作品を発表する行為自体は大韓民国を解体するものといわざるを得ない。

     こうした荒廃した知識と買名の背後には、常に偽善と詭弁(きべん)と狡猾(こうかつ)さがある。民衆と時勢に迎合する知識人・詩人の姿はそれ自体が大韓民国の知性と感性の浅薄さを表す嘆かわしいものといわざるを得ない。

     偽りと歪曲(わいきょく)、偏向した歴史観に基づいた金容沃の発言は普段、彼に友好的な人さえも耳を疑わせる妄言だった。彼の一連の発言は民衆を啓蒙(けいもう)するよりは扇動するピエロの姿にすぎなかった。他人の本と台本をあたかも自身のことのように錯覚し模倣して剽窃(ひょうせつ)しカンニングする知識エンターテイナーのマインドと言わざるを得ない。彼はせいぜい翻訳家・知識演技者にすぎない。

     人類の文化遺産を個人の売名と光栄のための脇役とすることを憚(はばか)らない金容沃の誇大妄想と傲慢放縦、鈍感さは遂に建国大統領・李承晩を罵倒(ばとう)してしまった。

     彼は最近、朴槿恵大統領弾劾をめぐっても二枚舌を使った。まだ事大と党派争いと剖棺斬屍(死体を極刑にする)の歴史的悪習と弊害を断ち切れずにいる韓民族の慢性病を自分を“宇宙の宝”だと自画自賛する彼から発見することは、韓民族の集団的自家撞着(どうちゃく)と“ナロナムブル”(私がすればロマンス他人がすれば不倫)の二重人格と人格破綻の典型を見たようだ。

     日本を除いたアジア大陸全体が農業・封建社会のくびきを抜け出せず、共産主義に染まってしまった当時、韓半島の南側半分の地に自由大韓民国を建設した李承晩の功績を独裁という過誤をもって全部消し去るならば、歴史の中で生き残る者は誰もいないはずだ。

    (朴正鎮文化評論家、4月9日付)

    ※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

    ポイント解説

    知識人の豊富な罵倒言語

     朴正鎮は何をこれほど怒っているのか。突き詰めてみれば、彼が批判の矛先を突き付けている「大衆哲学者」金容沃が大韓民国の建国大統領・李承晩を批判したことが気に入らないのだ。金容沃は「李承晩の墓を掘り返せ」と言った。朝鮮や中国で極刑や最大の辱めとなるのは墓を暴き、遺骨をばら撒くことである。

     文在寅政府が進める「積弊清算」に勢いを得た左派が韓国の歴史を塗り替えようとする時、1948年の韓国建国は否定されなければならない。韓国内の左右の戦いの焦点が「建国」にあるからだ。1919年の上海臨時政府をもって既に独立していたとしなければ、北朝鮮との整合性もとれず、常に「正統性」で風下に立たされることになる。それを避けたいのだ。

     それにしても、朴正鎮の金容沃罵倒は徹底している。あらゆる表現と形容を使って批判している。だが具体性がなく、事実の裏付けもない。言葉数と表現の激しさだけで空虚だ。歴史上延々と繰り返されてきた知識人の党争を知る“好例”として取り上げた。

    (岩崎 哲)

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