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“見せかけの非核化”は通じない

高永喆

 今回の米朝首脳会談は決裂したが、米朝対話が途切れたわけではない。

 北朝鮮の核問題をめぐる交渉は1990年代はじめから今日まで「緊張→対話(再開)→対話決裂→緊張」の悪循環を続けているが、今回はまだ「対話決裂」の過程に入ったとは言えない。

 米国は北朝鮮の非核化実現に向けて対話と制裁を継続する長期的なスタンスを維持しているからだ。

 米国との貿易戦争で致命的な打撃を受けている中国にとって、米朝が再び緊張関係に戻って共に中国に擦り寄ってくる状況となることが最良のシナリオだろう。

 しかし、米朝両国は中国の本音を見抜いており、第2回会談の決裂にもかかわらず、極度の緊張状態には至らず、互いに態勢を整えながら政治的利益を最大化できるチャンスを掴(つか)もうとするはずだ。


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