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文政権で状況一変、太氏の著書出版に圧力

太永浩氏

 太永浩氏が脱北直前までいた駐英北朝鮮大使館の外交官たちは、他の欧州駐在外交官たちとは違い、北朝鮮がミサイル発射や核実験などの武力挑発をしても滞在国政府から国外退去を命じられることはなかった。それは英国が戦略的に北朝鮮を重視しているためだ。

 「北朝鮮と国交のない米国に代わり英国は平壌に大使館を構え、情報収集している。ここには私の推定で数千万㌦の現金が保管され、反体制派支援に備えている。だから保衛省から厳しく監視され、金正恩氏もそのことを知っているはずだ」(太氏)

 英国は北朝鮮での“工作”に目をつぶってもらう代わりに、英国内の北朝鮮外交官が違法な外貨稼ぎをしても取り締まらなかった。

 北朝鮮外交官にとって欧州赴任は本国で味わえない自由や豊かさに触れることができる人気コースである。しかも太氏は大使館ナンバー2まで登り詰めたエリートだ。それなのになぜ脱北に踏み切ったのか。太氏はこう説明する。


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