ワシントン・タイムズ・ジャパン

俺流の金正恩氏「新年の辞」

宮塚 利雄

非核化言及も放棄せず 人民は寒さと飢えに苦しむ

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄

 朝鮮半島の北部地域の冬の寒さは厳しく、大正11(1920)年1月18日には鴨緑江の上流にある中国と北朝鮮の国境都市・中江で氷点下41・6度を記録している。冬季の人民にとっての最大の課題は食糧の確保もさることながら、「寒さ対策」である。この北部地域では古くから「火食い」という言葉が伝わっている。厳冬期を過ごす人民は火食いというほどに、燃料の確保は難しい。

 この文章を読んでいる読者諸兄には理解しづらいと思うが、私の本来の専門は朝鮮半島の「火田民(焼き畑農耕民)」であり、火田民は朝鮮半島の北部地域に多く存在し、粗末な小屋のような家で過ごしていた。私は45年前に韓国の大学院に留学し、韓国で火田民が多かった江原道の山間地域にフィールドワークでよく訪れていたので、この「火食い」を何度も体験している。


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